サイト構築 公開日:2017.04.20

ブランド名を考える際に注意すべき重要な3つのポイント

ブランド名や商品名を考える上で、言葉の響きや印象も大事ですが、きちんとポイントを踏まえて商品名を付けないと、後々のプロモーションにも大きく差が出てきます。

ここでは3つの重要なポイントを踏まえて、ブランド名を考える際に失敗しないためのポイントをご紹介します。

1、同一や類似のブランド名がないか?

2、SEO対策にマイナスにならないか?

3、コンセプトを踏まえたブランド名になっているか?

それでは順を追って見ていきましょう。

①同一や類似のブランド名がないか?

これは名前を検討する上で最優先すべき項目です。
違うジャンルであったとしても、同一のブランド名をつけてしまった場合、商標違反として莫大な金額を請求されるケースがあります。
また逆にそれを狙ってあらかじめ商標登録をしておいて、裁判を起こして儲けるというような悪質な業者も中にはいるので要注意です。
たとえ造語であったとしても、必ず事前に検索をするなどして、重複がないことを確認しましょう。

また、同一ではなくても知名度のある競合のブランド名に似ている場合、その知名度のあるブランドの商品よりも魅力的な商品にしないと、偽物という印象がつき、プロモーションがしずらい状況になる可能性が高くなります。
一方、あらかじめ競合のブランド名に類似させて、少し安い価格で販売をしてシェアを切り崩すという手法を取って成功している例もあります。

②SEO対策にマイナスにならないか?

一般的なキーワードを使ってブランド名をつける場合、使用するキーワードによっては、SEO対策を行いにくいことがあります。
特に日本語は様々な同音異義語があるので、全然関係のないジャンルでビッグワードになってしまっていて、自社ブランド名で検索してもなかなか上がってこないということはよくある失敗例です。
これは極端な例ですが「はな」というようなひらがなブランド名の場合、ありとあらゆるジャンルの「はな」に関するサイトに埋もれてしまうので、ブランド名のみの検索では表示が出来ず、結局自社キーワードの為にリスティング費用がかさむというような悪循環になってしまいます。
設定したブランド名が他ジャンルの圧倒的に有名なブランド名の一部に入っていても、同じような状況に陥ります。

特にブランド名に関しては後から変更が利かないので、できるだけ独自性があるものを採用する方が後々のプロモーションを考えると有効です。

③コンセプトを踏まえたブランド名になっているか?

商品のコンセプトが、商品名、ブランド名まで一貫したイメージになっているかというポイントも、その商品の成否を左右する重要な部分になります。
こちらもよく失敗する例が多いですが、ふんわりとしたイメージや響きだけでブランド名や商品名を決めてしまったがために、商品コンセプトのページで後付けで説明を付けるケースです。
そうなるとユーザーに一貫した印象を与えられないので、商品への認知は薄くなる可能性があります。

上記から、出来れば商品が目指しているコンセプトが、名前から連想できるようなブランド名、商品名が望ましいところです。
例えばブランド名の一部に商品のメインキーワードをそのままもしくは一部もじったものを使うことで、コンセプトを伝えつつ、SEO対策にも有効なブランド名になることがあります。

ブランド名設定時の注意まとめ

上記の3つのポイントから、ブランド名を設定する際には、独自性があり、なおかつ商品コンセプトや狙っていくターゲット層を踏まえた名前が重要です。
イメージ重視の化粧品などであれば、コンセプトを他言語でもじった造語や、中高年向けのサプリなどであればブランド名や商品名からある程度中身が想像できるものにするなど、それぞれのコンセプトやターゲットに合わせて熟考してください。

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