運営 公開日:2017.06.28

LTV分析は難しい?そんな方にお勧めなLTVツール

LTVとはLife Time Value(ライフタイムバリュー)の略で、顧客生涯価値、つまり一人の顧客あたりどれだけの売り上げを生んでくれるかというという数値になります。
既存顧客のデータを分析することで、顧客一人当たりの平均リピート率や平均利益率を割り出し、新規顧客を一人獲得するためにかけられる広告費の上限を割り出し、その基準を元に広告の調整などを行い、収益の最適化を行う事が出来ます。

簡易な計算式としては、「年間の売上高÷年間の顧客数」や「平均客単価×年間の平均購買頻度」で割り出すことはできますが、これだけではざっくりとした大きな数字になってしまうため、ここから改善策を見出すのは難しいと考えられます。
ただ、マーケティング企業のブログなどでよく紹介されているような、詳細なLTV分析の計算式を眺めてみてもなかなか腑に落ちない方も多いと思います。
また、正直なところ詳細なLTV分析に使用する、新規顧客数やリピート顧客数、購入頻度、平均客単価などを毎回自分で抽出して記録していくとなると大変な手間がかかり、どうしても億劫になってしまいます。
それに、LTV分析は定期的な分析が必要です。月に1回くらいはチェックをして、リピーター用の施策や広告の選定が正しいかどうかの判断をしていかなければなりません。

そこで、簡単にまた定期的に既存顧客のリピート率や顧客維持率を把握するために、LTV分析ツールの導入を検討をお勧めします。
LTV分析ツールとは、カート内の顧客情報を抽出して自動でリピート率やLTV分析を行ってくれる便利なツールの総称で、今回は通販で使用しやすい2つのツールをご紹介します。

LTV-lab (LTVラボ)

いくつかあるLTV分析ツールの中でも、通販のLTV分析においてはとても優秀なツールです。
各レンタルカートと連携し、CMS(顧客管理システム)と直接連動することで、現在の正確なリピート率を常に確認することが出来ます。
また、リピート施策の要になるメルマガ配信も顧客属性やデバイスごとに詳細に設定が可能で、その結果も詳細に確認ができるので、リピート率アップや顧客維持にとても有効に活用ができます。
全体の数値の他に、広告別のリピート率やLTVを把握することで、お試し購入から定期購入につながりやすい媒体や、逆にリピートに繋がりにくい媒体を発見し、新規顧客を獲得するために最適な媒体へ集中して投資することが出来ます。
初期費用:50,000円
月額:30,000円~

brick (ブリック)

Google Analyticsと連動をさせることで分析を行えるので連携が簡単に行えます。
各サービスによって価格帯がさまざまで、LTV分析のみの場合は月額4,320円と手の出しやすい価格設定となっています。
ただ、Google Analyticsのセッションがベースとなるので、LTV-labのようなCMS連携型に比べると精度にばらつきがあり、あくまで目安の参考値程度の数値となります。
初期費用:0円
月額:4,320円(LTV分析のみ)~

LTV分析で収益を最大化

LTVツールを使用することで、広告ごとに最終的な費用対効果を割り出すことができるようになり、無駄な広告をやめて、より効率の良い広告に投資ができます。

また各広告の獲得単価が、LTVツールで割り出した1人の新規顧客を獲得するために使える広告費の上限と比べて余裕があれば、クリック単価や目標CPAをもっと上げて新規顧客獲得のペースを上げることが出来ます。 LTV-labなどは導入コストは決して安くはないですが、その後の収益率を大きく改善できる可能性が高いので、ある程度売り上げが上がってきたタイミングで検討されてみるといいと思います。

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