運営 ステップメール 公開日:2017.12.21

ステップメールの定期購入における機能比較

ステップメールに特化した月額制のメルマガ配信ASPのツールはかなり以前から開発され、比較記事やまとめサイトも数多くみられますが、定期購入においてはわざわざ外部のサービスを導入しなくても、ショッピングカートのプラン内で無料で使えるステップメールツールを有効に利用することで効果的なマーケティングが可能です。

一般的な人気の外部ツールと比べて、定期購入においては重きを置くべきポイントが変わってくるので、今回は定期購入ショッピングカートのステップメールにおいて、どのような機能が必要か、逆についていないとマイナスかというところに焦点を当ててご紹介しようと思います。

ステップメールの一般的な機能

まずはステップメールの一般的な機能からご紹介します。

シナリオ設定

ステップメールで言うシナリオとは、どのタイミングでどの内容のメールを配信するという配信プログラム設定の事です。
定期購入では、初回、2回目、3回目など、回数ごとに内容を変えていく必要があるので、この仕組み自体がステップメールともいえる機能です。

トリガー設定

どのタイミングでメール配信するかを判断する、基準になる項目を銃の引き金に例えてトリガーと呼びます。
初回購入日や配達完了日など、どのタイミングを起算日にするかの設定を行います。

配信時期設定

シナリオに合わせて配信日時の設定を行います。

定期購入通販で重要なステップメール機能

ステップメールは定期購入通販において、大変重要な機能であることは既に前述の通りですが、その中でも特に重要になってくる機能を具体的に見ていこうと思います。

顧客情報の抽出機能

定期購入通販のステップメール機能を比べる上で最も大きな基準になるのは、どこまで顧客情報や購入情報と連動が出来るかというポイントです。
何度か配信する中で、購入に至らない人には購入してもらえるような内容が配信され続け、購入に至った場合は自動で購入者用の内容に切り替わるというように自動で振り分けできるかが重要になります。
毎回わざわざ新しい顧客情報を配信リストにアップしないといけないようなシステムでは、手間がかかって仕方がないのと、人為的ミスで配信が出来ていなかったり、間違って配信したりする可能性が必ず出てきます。
定期購入ならではの細かいシナリオ設定までを設定できるツールが、勝敗を分ける大きなカギとなります。

購入商品ごとにグルーピング機能

定期購入ではお試しを買った人には定期の申し込みをしてもらうためのアプローチを行い、定期購入の会員には解約を防ぐようなアプローチが必要になってきます。
購入した商品ごとにきちんとグルーピングが出来て、それぞれに違う文面のテンプレートを用意出来る機能は必須と言えます。

顧客ランクの連動機能

定期購入の会員の中でも、特に別商品の追加購入をしてくれやすい会員や、何年も利用してくれている会員を分類して、それぞれに最適なメールを配信することで、効率よく店舗のファンを囲い込み、安定した収益を上げやすくなります。
このマーケティングを行うには、CRMで設定した顧客ランクごとに自動的に配信シナリオが切り替わる機能がついているととても便利です。

シナリオやテンプレートの複数登録機能

ステップメールに特化していても、シナリオの設定できる上限が少なかったりすると、細分化するにも限度があります。
また文面やHTMLメールのテンプレート保存が出来るとシナリオ設定の際に便利です。

開封率、クリック率の解析機能

メール配信において効果を判断するのは開封率とクリック率です。
メールの内容を改善していく上では、どちらも重要なデータになりますので、この解析ができるツールが望ましいと考えます。

HTMLメール配信

テキストメールのみでは訴求力に限界があるので、HTMLメールも配信できるツールであることは現在では必須事項です。
HTMLメールはテキストメールと比べると少し手間はかかりますが、視認性は抜群なので、キャンペーン情報などでは有効に活用したい機能です。

長期間の配信設定

半年や1年以上休止している会員に向けて掘り起こしを行う際、そのグループに対して最終購入日から半年後や1年後など、長期間の設定ができると自動で配信ができるので便利です。

定期購入ステップメール機能比較のまとめ

上記でご紹介した機能について、定期購入用の各ショッピングカートではほぼほぼ実装されていることが多いですが、プラン説明だけではなかなか詳細まではわかりにくいと思います。
ただ、使い勝手においてはインターフェイスのよしあしもあって、実際に筆者のクライアントが使用しているリピスト、たまごリピート、フューチャーショップ2のアカウントで見る限りでは、ステップメールにおいてはリピストが一番かゆいところに手が届く仕様になっていると思うのでお勧めしています。

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