UCGマーケティング
プロモーション 公開日:2022.07.15

UGCマーケティング事例5選!UGCを上手に活用してユーザーの心を動かしましょう

ここ数年で急速に広がりを見せている、WEBマーケティング施策のひとつ「UGC」。

今や日常生活に欠かせない存在と言える、SNSやECサイトなどインターネット上でのマーケティング効果が高く見込める施策として重要視されており、多くの企業が取組みを行っています。

そこでここでは、まずUGCとはどのようなものなのか、基本情報をご説明し、その後でUGCマーケティング事例をご紹介します。

UGCとは

UGCとは“User Generated Content(s)”の略語であり、日本語では「ユーザー生成コンテンツ」と訳します。

この名前の通り、一般ユーザーによって生成(制作)されたWEBコンテンツ全てを指します。

たとえば、SNSやブログなどで投稿された写真や動画、ECサイトでの商品レビューなどの口コミ、掲示板や各種投稿サイトなど、一般ユーザーが作成したものは全てUGCに含まれます。

UGCがマーケティングで重要視される背景

UGCがマーケティングにおいて重要視される背景には、「身近な(に感じる)人」が「生活者目線」で使用感などの感想を述べておすすめをする活きた情報のほうが、企業から一方的に提供される広告よりも「親近感があり、より信頼性がある」ように感じられ、購入時などの判断材料にされるようになってきたことが挙げられます。

特にSNS上でのハッシュタグ検索が当たり前になった昨今では、UGCはマーケティング施策としての存在感を高めており、各企業はUGCを効果的に活用するように取り組んでいます。

※ただし、企業がUGCをマーケティング施策として活用する際は、著作権や薬機法などの対象になるため、表現方法などについてご注意ください。

では、以下からはUGCマーケティング事例を見ていきましょう。

UGCマーケティング事例1.株式会社KADOKAWA

KADOKAWAオフィシャルサイト

老舗出版社の株式会社KADOKAWAによるUGCは、絵本に特化したInstagramアカウント(@kadokawa_ehon)で展開されています。

5.1万フォロワー(2022年6月時点)を持つこのアカウントでは、タグのついた投稿を紹介したり、アンバサダーを募集したりすることで、同じような年ごろのお子さんを持つ子育て世代の共感を集めることに成功しています。

子育て世代の一般ユーザーのリアルな声が集まるコミュニティとなり、企業としても今後のマーケティング戦略を立てる情報収集の場として活用できます。

UGCマーケティング事例2.株式会社FrancFranc

Francfranc(フランフラン)

インテリアや雑貨の販売やコーディネートなどの事業展開をしている株式会社FrancFranc(フランフラン)。

Instagramでは公式の投稿紹介アカウント(@ francfranc_life、35.1万フォロワー)を作り、一般ユーザーによる自社商品を使ったコーディネート写真を活用することで、同じ一般ユーザーの興味関心を引くようにしています。

また、公式ECサイト上でもInstagramの投稿画像を掲載し、「お客様投稿やコーディネート例に使われた商品を購入できます。」とし、画像をクリックすると掲載商品情報やリンクを貼って、即購入できる導線も作っています。

「お客様投稿」と「FrancFranc公式投稿」とが分かるように明記することで、UGCによる共感力を生かしている点も成功のポイントになっています。

UGCマーケティング事例3.味の素AGF株式会社

AGF®

味の素AGF株式会社(以下、略称AGF)は、人気コーヒーブランドBlendy(ブレンディ)を使ってのTwitter施策を展開しました。

AGFのTwitterアカウントをフォロー後、表示される「#私は朝カフェオレ」または「#私はこんなカフェオレどき」を選択。すると、「#カフェオレどき」 「#いい一日にはいい休憩がある」「#岩田剛典」のハッシュタグが内包されたツイート記入画面が表示されるため、参加者は自身のカフェオレどき(カフェオレを飲む時)に関するエピソードを添えてツイートします。

こちらはAGF商品に関係なく、広く「カフェオレどき」エピソードを記入できるため、ハードルが比較的下がり、多くの参加者による拡散に成功しました。

UGCマーケティングを狙う場合は、心理的な参加ハードルを下げるために「手軽さ」「身近」「共有欲求」を満たすことも重要です。

UGCマーケティング事例4.サンスター株式会社

サンスターオンラインショップ

オーラルケア商品だけではなく、化粧品や健康食品も数多く展開しているサンスター株式会社。

主力商品のトクホ青汁「緑でサラサ」は定期購入が見込める健康食品であることから、新規顧客獲得とLTVを重視した2軸でのUGCマーケティング施策を実施しています。

一般ユーザーによるSNS投稿によって、第三者評価をアピール。また新規購入または定期購入を促すLP上でもUGCを活用することで、継続的に商品を愛飲している実際のユーザーの生の声が伝わり、信頼性を高めています。

UGCマーケティング事例5.株式会社DoCLASSE

DoCLASSE

40~50代の大人の女性・男性のためのファッションカタログ通販を行っているDoCLASSE(ドゥクラッセ)。

スマホファーストを軸にしたマーケティング展開の一環として、一般ユーザーによるコーディネート画像を投稿してもらうキャンペーンを実施。

その後、それらの投稿画像を自社ECサイト上でも掲載することで、販売促進につなげています。

UGC施策以前は単品購入が多かったのが、一般ユーザーによる日常に取り入れやすいコーディネート提案が視覚化されたことで、アイテムを組み合わせたセット購入をする顧客が増えるといった相乗効果も見込まれる好例です。

UGCでリアルな感情を共有しましょう!

スマートフォンの普及とそれに伴うSNSでの情報収集の一般化、さらにはコロナ禍をきっかけとしたECサイト利用者の拡大によって、一般ユーザーによる第三者目線のUGCは今後ますますマーケティングにおける存在感を増していくと推測できます。

一般ユーザー(消費者、生活者)のリアルな感情を共有して新たなユーザーを取り込めるように、商品特性やブランドコンセプトを加味した上でUGCを上手に活用していきましょう。

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