リピート率は何%を目指すべき?
運営 公開日:2018.09.14

リピート率は何%を目指すべき?商品ジャンル別、定期継続率の目安

ECサイトを運営していく上で、重要な指標となる定期継続率(リピート率)。

時には新規顧客の獲得以上に経営を左右するため、多くのサイト運営者が定期継続率向上を目指して施策を展開しています。ただし、ECを始めたばかりという方にとっては、この定期継続率の向上方法の模索は難しいもの。

「そもそも、継続率が何%あればよいのか」という目標設定に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そうしたお悩みをもつみなさんに向けて、本稿ではECの小売において、どのくらいの継続率を保てばよいのかを業界ごとの平均的な指標をとともに解説していきます。

小売業界におけるECサイトのリピート率平均は約30%程度

※まず、定期継続率(リピート率)の概要と求め方に関しては、本サイトの「リピート率を意識してみる」の記事にまとめておりますのでご確認ください。

ECの小売業界における一般的な継続率の指標は、30%ほどと言われています。

インターネット通販を行っていて、顧客の継続率を計測しているという方、ひとまず30%の実績が得られていれば合格点といえます。

しかしながら、これはECの小売における平均。取り扱う商材・サービスの性格によって、顧客のリピートを得やすいもの、得難いものが存在します。

それでは、それぞれの商材分野・業界で、継続率の平均がどのくらい変化するのか見ていきましょう。

業界ジャンル別に見るリピート率の目安

一般的に健康食品や化粧品、日用品など、比較的安価で生活の中で定期的に使用する機会の多い商材を扱う場合は、継続率の平均が高くなります。

例えば化粧品や健康食品であれば、継続率の目安は50%といわれています。

一方で、PCや家電など価格が高く、継続購入するスパンが長いものは当然目安も低くなっておりPC関連の業界の継続率の目安は約25%。家電業界の継続率の目安は約35%とされています。

また、保険や旅行など複数社からの比較検討を行うことが一般的な業界のリピート率は、平均よりやや高い数字にあり、旅行サービス業界は約45%、自動車保険は約40%となっています。

顔の見えないECサイトにおいてのファン作りの大切さ

ECサイトでの商品・サービス販売は、店舗での接客とは違い、運営者の顔や態度を消費者に示すことが容易ではありません。

あくまで商品の魅力を伝えるサイトや説明文、さらには会員制度やメールマガジンによる誘引、そして送料無料やサンプル送付といったサービス面で顧客の心を惹きつけていくことが大切です。

こうしたECサイトでの継続率向上の施策は、効果が出るまでに時間がかかるもの。

しかし、顧客の心をつかみ魅力的な商品を提供し続けるサイトの中には、平均を大きく超える継続率を誇るものがあるのも事実です。

まずは、LPやサイト、広告のA/Bテストなどの品質向上施策や顧客満足度を向上させるサービスを地道にこなしつつ、長期的な視点で継続率のアップを図っていきましょう。

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