JADMAって何?どんな協会?日本通信販売協会の設立背景と活動内容とは
EC通信販売事業を展開している事業者・EC担当者の方なら少なからず目にしたことがある「JADMA(ジャドマ)」の名前やロゴマーク。
「JADMA(ジャドマ)」は“Japan Direct Marketing Association”(公益社会法人日本通信販売協会)の略称です。
ここでは、JDOMAとはどのような目的でどのような活動を行っている団体なのか、ご紹介します。
JADMA(ジャドマ)とは
「JADMA(ジャドマ)」とは、“Japan Direct Marketing Association”の頭文字を取った略称であり、「公益社会法人日本通信販売協会」を指します。
1983年に、「楽しく便利な」通信販売を目指して設立され(2012年4月より公益社団法人になる)、
“消費者の信頼を得るためと業界の健全な発展のために、アフターケアの徹底、広告表現の適正化、消費者相談窓口での相談などを、消費者団体や、官公庁の消費者窓口などと協力して進めています。” (公式サイトより)
という協会コンセプトが記されています。
JADMA(ジャドマ)設立の背景
以前から通信販売は、自宅でショッピングが楽しめる便利な手段として広まっていました。その後、インターネットの一般的な普及によって、さらにオンラインを使用した通信販売市場が拡大しているのは明白です。
ですが、このような急速な市場拡大において、中には誇大広告やきちんとした取引が行われないなど、一般消費者にとって不利益なトラブルが起こるようになります。
そのため、通信販売業界の健全な発展を促進するために、「業界内部からの組織結成の動きと通商産業省(現:経済産業省)の指導もあり、社団法人日本通信販売協会が通産大臣の設立許可を得て、1983年10月11日にスタート」(公式サイトより)したのです。
JADMAの活動内容とは
JADMAは一般消費者と通信販売業者の間に立ち、通信販売業界の健全な発展を促進し、消費者に安心して通信販売を利用してもらうことを目的に、様々な活動を行っています。
【JADMA(ジャドマ)マークの普及】
JADMA会員には、正会員と賛助会員の2種類があります。どちらも協会主催のセミナーなどに参加でき、通信販売業界や公的機関の情報を入手することができるなど、通信販売事業を展開する上で有益な活動に参加することができます。
正会員のみの特典としては、「JADMA(ジャドマ)マーク」を広告媒体に使用することができます。
JADMAのシンボルマークである「ジャドママーク」は、事業者にとっても消費者にとってもベネフィットのある信頼の証として機能しています。
■事業者にとってのベネフィット:JADMAの審査基準を満たした正会員である証。消費者に「信頼できる企業」だとアピールできます。
■消費者にとってのベネフィット:JADMAの審査基準を満たした企業だとマークから判断でき、良心的な取引を行うことができると安心して利用できます。
【その他の活動】
■消費者相談窓口:消費生活アドバイザーなど専門資格を持つ相談員が待機しており、消費者から通信販売に関するご相談を受け付けています。
■事業者への活動:専門家による法改正や業界規制などの研修会・セミナーの開催、業界動向の調査・発表、国内外の政府機関など外部機関との交流、その他出版活動など。
消費者との信頼関係を築くJADMA
昨今ますます発展・拡大する通販業界ですが、比例して消費者とのトラブルが増加するのは業界全体にとって残念なことです。
消費者との信頼関係を築くためにも、通信販売事業に携わっている方はぜひJDMAの活動や意義などを公式サイトにてご確認ください。
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