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運営 公開日:2019.10.28

KPIだけじゃない!広告運用に大切なKGIについて

EC事業をはじめ、マーケティング業務に関わる担当者の場合、「KPI」や「KGI」といった用語を耳にする機会は多いのではないでしょうか。

どちらも業務指標を示す近しい用語ながら、指し示す意味は異なるため、これらを混同して理解している場合、他の方との認識に齟齬が生じてしまう可能性が否めません。

そこで、ここではKGIとKPIそれぞれの意味について説明します。

KGIとは

まず、KGIについて説明します。KGIとは、英語の“Key Goal Indicator”の頭文字を取った略語です。日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。

つまり、「最終的にゴールとなる、重要な目標が達成できたかどうか」を計測するための指標、を指します。

そのため、曖昧で主観的な判断の入る目標設定はKGIにはなりません。誰もが明確に達成できたかどうか判断できる、「具体的な数字目標」がKGIとなります。

たとえば、「成約件数を上げる」だけではKGIにはならず、より具体的に「半年後までに成約件数を月○○件以上にする」というように、誰もが判断できるような内容にする必要があるのです。

KPIとは

KPIとは、英語の“Key performance Indicator”の頭文字を取った略語です。日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。

KPIは、先述のKGIを達成するための「中間指標」を指します。当然ながら、最終目標であるKGIを達成するためには、その過程で様々なアクションを起こす必要があります。しかしとりあえず何らかの施策する、という方法ではKGI達成は難しいでしょう。

そのため、KGI達成のための過程として、行うべき複数のアクションを事前に設定し、それらをどのくいのレベルで達成すればKGIに近づくことができるのか、見極める必要があります。

この、KGI達成に向けての過程においての、達成指標がKPIなのです。

KPIを設定する際には、総称して「SMART」と呼ばれる5つのポイントがあります。

・Specific(明確性)
・Measurable(計量性)
・Achievable(達成可能性)
・Relevant(関連性)
・Time-bound(期限)


以上の5点を押さえて、「期限のある、明確で計量でき、達成可能かつKGIと関連のある」ことが、KPI設定において欠かせない要素なのです。

KGIもしくはKPIの設定メリット

ではなぜKGIもしくはKPIを設定する必要があるのか、メリットを以下に挙げていきます。

【設定メリット1:目標の可視化】

「漠然と業務をこなす」という評価形態では、担当者全体のモチベーションが上がるきっかけもなく時間だけが流れてしまう結果に。

そこで、KGIという大きな目標と、そこに行きつくまでの過程の指標KPIを設定し可視化すれば、目標達成時の評価も明確となるため、担当者全体の日々のモチベーションの高まりにつながります。

【設定メリット2:進捗度の確認】

数字で目標設定を行うことで、現時点での進捗度が数字として共通認識でき、次のステップに進む際の目安となります。

進捗度合いが低い場合は、なぜ進んでいないのか検討する機会も持ちやすく、その都度軌道修正できるメリットもあります。

【設定メリット3:優先順位の選別】

複数の業務が立て込んでいる場合、KGIによりつながる業務を優先して選ぶ迅速な判断が可能となるため、業務の混乱を避けることができます。

KGIを見失わずにKPIを達成していく

以上から、もしもKPIは全て達成したにもかかわらず、肝心のKGIが達成できなかった場合、そもそものKPIの設定方法が誤っていたと判断できます。

KPI達成率を確認しつつ、可視化された課題を担当者全体が把握し、PDCAを回してKGI達成に向けて励んでいきましょう!

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