メルマガタイトル考案のコツ
運営 公開日:2022.12.28

タイトル一つで開封率が大幅に変動!メルマガタイトル考案のコツ

メルマガの目的とは、自社の存在(マインドシェア)を高めるだけでなく、実際に商品を検討してもらい、購入してもらうまでの行動を引き起こすための第一歩目のアプローチです。

今やマーケティングの定番ツールとなっているメールマガジンは、ローコストで出来るマーケティングのため、実施している企業は非常に多いでしょう。

しかし、日々大量に送られてくるメルマガを、一言一句丁寧に読んでくれるお客様ばかりとは限りません。そのため、どう他社と差別化をするか、数あるメルマガからいかに選んでもらえるか、という点に頭を悩ます運営者は少なくありません。

そこでここでは、開封率を左右するメルマガタイトルのつけ方のポイントについてご紹介します。

逆三角形の二番に存在するのが「開封率」

メルマガが売上に到達するまでには、4つの壁を越えなければなりません。

1.配信数(メルマガを送る対象者)
2.開封率(実際にメルマガを開いてくれた人の割合)
3.クリック率(開封したメールの内容を理解し、商品ページなどへ遷移してくれた人の割合)
4.コンバージョン率(実際に売りたい商品の購入やセミナーへの参加を申し込んでくれた人の割合)

当然ながら1から4に行くにつれて、数字は減っていきます。というのも、1の配信数は、送る側の都合で自由に設定できますが、2の開封率以降は受け取った側の判断に委ねられます。

そこで、第一関門のとなるのが開封率です。

ここで、いかに割合を上げるかによってその後のクリック率、コンバージョン率にも大きな影響を及ぼすため、とても大事な数値と言えます。

広告における人間心理の三原則と4Uの原則

広告に対する人の心理を表す言葉を、世界的なマーケッターのマックスウェル・サックハイムは「広告における人間心理の三原則」にまとめています

1.人は広告を見ない
2.人は広告の内容を信じない
3.人は広告を見ても動かない

まさにメルマガに当てはめると、1は「開封率」2は「クリック率」3は「コンバージョン率」に相当します。

この三原則を突破していくために、メルマガのタイトルを作る上で重要な「4Uの原則」という考え方があります。

【4Uの原則】

Useful(有益性):読者にとって読むべきメリットはありますか?
Urgent(緊急性):読者にとって「今」読むべき内容でしょうか?
Ultra specific(超具体性):読者が数値やデータで具体的に表現できていますか?
Unique(独自性):個性的な表現はできていますか?

メルマガのタイトルで抑えるべきポイント

以上の「4Uの原則」を意識した、タイトル作りが開封率向上へのカギとなります。それでは、実際のテクニックとして、どういったものがあるかご紹介しましょう。

【その1:文字数】

タイトルの文字数は一般に50文字程度まで入力可能なメールソフトが多いのですが、長すぎると後半は「…」で省略されてしまいます。

スマートフォンで読んでもらう場合も想定すると、15文字~20文字以内が理想です。

【その2:キラーワード】

メルマガを開いてもらうためには、注目を集めやすいキラーワードがいくつか存在します。先にご紹介した4U別に整理してみると、

■Useful(有益性)
・無料
・プレゼント
・クーポン
・限定
・話題の
・注目

■Urgent(緊急性)
・新着
・本日スタート
・限定

■Ultra specific(超具体性)
・◯◯%オフ
・◯月◯日まで
・先着◯名様限定

などがその代表的なキラーワードです。

上記例の中には有益性と超具体性の両方の効果を持つ言葉もありますが、これらを上手く組み合わせてタイトルを作ると開封率が上がると言われています。

【その3:括弧の活用】

4UのうちUnique(独自性)については、【】や■、◆などをタイトル内の重要なキーワードの前後につけることで、視覚的に注目しやすくすることができます。

ただし、多用し過ぎると読む側も慣れてしまい効果が薄れてしまうため、使うポイントはできるだけ絞るようにしましょう。

読み手を動かすタイトル作りを!

「エレベーターピッチ」という言葉をご存知でしょうか? シリコンバレーの起業家がエレベーターに乗り合わせた多忙な投資家に、目的階に到着するわずか数十秒でその内容をプレゼンテーションし、興味を持たせて投資につなげたというエピソードから生まれた言葉です。

日々大量に行き交うメールは、人によってそれぞれ重要度、優先度が違います。そんな中で読む人にいかに注目させ、興味をもたせ、行動を起こさせるか――メルマガのタイトルはまさに文字によるエレベーターピッチとも言えるのです。

ご紹介したテクニックを駆使して、読み手を動かすタイトル作りにぜひ挑戦してみてください。

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