ma
運営 公開日:2019.11.08

これから始めるMAツール入門|マーケティングオートメーションで見込み顧客を取りこぼさない!

WEB上でのマーケティング戦略について日々頭を悩ましている、ネットショップ運営者や企業のWEB担当者の方は、「MA(マーケティングオートメーション)」という用語をお聞きになったことがあるでしょうか。

ここ十年ほどで急速に普及率の上がったスマートフォンにより、ユーザー(消費者・顧客)に関する膨大な量のデータを収集できるようになりました。

しかしこれは裏を返せば、企業側が届けたい情報までも、競合他社による情報とともに「膨大な量」としてユーザーに届けられるために、「まさに今求めていた情報」ではない限り、数秒であろうとも時間をかけてもらえずにスルーされてしまうリスクが高まった、とも言えます。

そこで、「狙ったターゲット層に的確に情報を届け、成果を出す」ために重要となるのが、先述した「MA(マーケティングオートメーション)」です。

ここでは、MA(マーケティングオートメーション)についてご説明した後、具体的にMAツールをご紹介します!

MAとは

“MA”とは、“Marketing Automation”(マーケティングオートメーション)の略。

情報化社会において、膨大な数のユーザーの情報を取り込み、それらを元に的確なアプローチをユーザー一人ひとりに行うのは至難の業です。

とはいえ、せっかくのユーザー情報を活かさずに放置していては、ユーザーとの長期的な友好関係を築き、成果につなげるのは難しいでしょう。

そこで登場するのがMA。MAを導入することにより、毎日のデータに関する膨大な作業が自動化され、ユーザー各々の特性に合わせた精密なアプローチが簡単に行えるようになるのです。

また最終的には、該当する施策がどのような結果となったかまでデータでくみ取ることができるようになるため、今後のマーケティング施策の方向性を決める指針にもなり、PDCAの循環のスピードアップと成果向上も望めます。

MAは2014年頃から日本での認知を高め、現在MA市場は右肩上がりで成長し続けている、注目のマーケティングサービスなのです。

MAツールの具体的な機能

ではここからは、MAツールが行える一般的な機能をご紹介します。

【リードジェネレーション機能】

売上を上げるためには、新規顧客の獲得は欠かせません。そこで重要なのが、リードジェネレーション(見込み客獲得施策)です。

※「リード」=「見込み顧客」を意味する。

見込み顧客を呼び込むためには、まずアンケートや資料請求ページへと誘導し、個人情報を入力してもらうことが重要です。なぜならここで入手した情報が、今後のマーケティング施策で活用されるからです。

そのため、上述したアンケートなどの入力フォームを作成したり、また該当ページについてのSEO分析などを行ったりする機能「リードジェネレーション機能」は、MAの基本的な機能のひとつとなっています。

また最近では、SNSとの連携を行うことで、見込み顧客を取り込む施策を行う機能もあります。

【リードナーチャリング機能】

見込み顧客のデータを取り込んだ後は、見込み顧客を効率的に育てることで、自社商品・サービスを購入する方向へと誘導する必要があります。これを「リードナーチャリング」と言います。

ステップメールや広告配信など、見込み顧客に購買への一歩を進んでもらうための仕掛けもまた、MAの基本機能となっているのです。

【リードクオリフィケ―ション機能】

見込み顧客の中でも、さらに購入に至る可能性の高い顧客を選別し、効率的にアプローチをかけていくことを「リードクオリフィケ―ション」と言います。

顧客の関心度・購買傾向や購買サイクルなどのデータに基づき、購入意欲の高い顧客を優先してマーケティング施策をかけることで、成果を高めていく機能です。

【リード管理機能】

見込み顧客全体の基本情報やWEB上での行動、購買傾向などをまとめ、分析する機能です。

MAツールを使えば、これらのデータを一元管理できるため、迅速に的確なタイミングで見込み顧客にアプローチできるため、さらには購買後のフォローアップまで網羅できるため、従来のマーケティング施策以上に長期的な成果が期待できる施策を打ちだすことが可能となるのです。

代表的なMAツール3選

ではここからは、代表的なMAツールを3選ご紹介します。

【MAツール1:SHANON(シャノン)】

シャノン

株式会社シャノンのMAツール「SHANON」。

セミナー運営業務の効率化から見込み顧客獲得の窓口となるフォーム作成、獲得したデータの管理機能など、常に最適なタイミングでフォローを行うことが可能となるため、主催者・来場者ともに満足度が高いのが特徴的。

マーケティングに必要な業務から新しい施策まで、一元的にスムーズに行う事ができます。

【MAツール2:SATORI(サトリ)】

マーケティングオートメーションツール SATORI

SATORI株式会社のMAツール「SATORI」。

ウェブサイト上のコンバージョンを促したり、 特定のセグメントへリターゲティング広告を配信したりといった、見込み顧客へのアプローチから、顧客情報の一元管理、さらにそこからの高度なマーケティング施策の実行を行うことができる、優秀ツールです。

【MAツール3:Pardot(パードット)】

pardot

本社はアメリカにある、株式会社セールスフォース・ドットコム(salesforce.com)のMAツール「Pardot」。

マーケティングの各段階で有力な見込み顧客を獲得でき、キャンペーン専用のウェブページや申込みフォームも簡単に作成可能。見込み顧客の優先順位付けや関係構築といった仕事まで自動化できるため、効率的にスマートな営業を行うことができます。

MAツールで成果向上を!

従来のマーケティング方法では収集した顧客データを活かしきれず、取りこぼしがあり、かつ手間も労力もムダにかかってしまう……。このように感じられているのなら、ぜひ取り入れてほしいMAツール。

顧客データの一元管理によって、より効率的・効果的なアプローチを的確に行うことで、目に見える成果の向上をぜひ体感してみてください。

キーワード

登録されたキーワードはありません

Pocket

あわせて読みたい記事