サイト構築 公開日:2016.05.13

最低限のSEO対策の豆知識

ネットショップを運営していく上で切っても切り離せないのが、SEO対策(検索エンジン最適化)です。
現在、ほとんどのユーザーが検索からアクションを起こすため、SEO対策による検索結果の順位が売り上げを大きく左右します。
GoogleやYahoo!では、検索結果に表示されてからクリックされる率(クリック率)が、1ページ目の上位で5~10%、その他下位で1%前後、また2ページ目になると、ほんのわずかしかない状態です。

SEO対策が必要なのは知っているけど、どうやったらいいのかわからなかったり、業者から営業電話がかかってきたりと、言葉は聞くけど中身が分かりにくいイメージですよね。

SEO対策とはGoogleの検索エンジンにいかに上位に表示してもらうかを狙うものですが、どうやったら上位に表示されるかのSEO対策の評価基準はすべてGoogleが非公開にしているため、いろいろ試行錯誤してみて、もしかしたらこれがいいかも?というような、割と不確実な要素が多いのも現実です。

しかも、Googleは定期的にそのSEO対策のルールを変更するので、そのたびに大変動が起こったりして、SEO対策の業者とはいたちごっこのような構図になっています。

ただ、普遍的なSEO対策の内容も多くありますので、ここでは自分でも簡単にできるSEO対策をいくつかご紹介したいと思います。
基本的に検索エンジンのロボットはテキストデータを読み込んで判断しているので、サイト内のSEO対策はテキストでの対策となります。

自分でもできるSEO対策のポイント

自分でもできるSEO対策のポイント

①サイトのタイトル(title・商品名)
②サイトのキーワード(keyword)
③サイトの概要(description)
④サイト内のテキストコンテンツ
⑤同ドメイン内のページ数
⑥被リンクの質と数

自分で出来るSEO対策① サイトのタイトル(title・商品名)

SEO対策で真っ先に考えなければいけないのが、ページタイトル(商品タイトル)です。
検索エンジンのロボットは文頭から順番に読み込んでいきますが、一番最初のキーワードを最重視するので、サイト名や商品名にはSEO対策を行いたいキーワードを頭に持ってくる方が有効と考えられています。
また、対策したいキーワードを文頭と文中で2回配置することも効果的といわれています。
ただ、あまりにサイト名が長いと検索結果の表示から消えてしまうため、できるだけ簡潔に30文字ほどでまとめる方が好ましいです。

自分で出来るSEO対策② サイトのキーワード(keyword)

ホームページにはサイトのキーワードを登録する部分があり、そこに最低限のSEO対策をしたいキーワードを優先的に入力します。
通常のホームページであればhead内に記載を行いますが、ショッピングカートの場合は管理画面内にキーワードを入力する仕様のものもあります。
サイト全体のキーワードに加えて、各商品やカテゴリに対して設定できるものもあるので、コツコツとした作業にはなりますが、設定しておいて無駄なことはありません。
また、いくつも設定してしまうと、ロボットからはどのキーワードが優先すべきかがあやふやになってしまうので、できれば5語位に収めた方がよい傾向にあります。

自分で出来るSEO対策③ サイトの概要(description)

キーワードと同じく、文章でサイトの紹介を記載します。
こちらも文頭と文中に対策したいキーワード、それに付随するサブキーワードなどをちりばめた文章を登録します。
タイトルやキーワードと同様に、あまり長すぎるとテーマがあいまいになるので、ユーザーに見られることよりも、検索エンジンのロボットに見られることを優先して、できるだけ簡潔にまとめて50~100文字程度が理想かなと思います。

自分で出来るSEO対策④ テキストコンテンツ

検索エンジンのロボットはテキスト(文字)を読んでいくので、ページ内にはできるだけ対策したいキーワードを含んだテキストを配置する方が、SEO対策の効果が高くなると言われています。 また、画像を設置する際にも、alt(画像名)の指定ができますので、こちらにも対策したいキーワードを入力しておくと効果的です。

自分で出来るSEO対策⑤ 同ドメイン内のページ数

こちらは割と最近になって優先度が上がった項目ですが、同じドメインの中のページ数が、検索エンジンからの評価対象になります。 ブログのようなページでも、毎日アップしていけばかなりのページ数になるので、コツコツやればちゃんと評価してくれるようになってきています。

自分で出来るSEO対策⑥ 被リンクの質と数

以前は質の悪い海外の被リンクなどでもSEO対策の評価対象となっていましたが、現在は量より質が評価対象となっています。
Googleの評価が高いページからのい被リンクであればかなり高評価を受けることができ、逆に質の悪い被リンクはマイナス評価になるので注意が必要です。
ただ、自分で設置できるような無料のリンクも少なからずSEO対策の評価対象には含まれますので、ブログからのリンクも数を増やせば多少のSEO対策のポイントにはなります。

最近のSEO対策の考え方

検索エンジンはページの量やテキストの量、被リンクの質や量などで、ユーザーにとってメリットのあるサイトかどうかを評価するようになったので、以前のようにお金をかけて被リンクを大量に買って順位を上げる、というような強引なSEO対策はできなくなってきました。
地道にコツコツが最近のSEO対策の基本となってきています。

Pocket

あわせて読みたい記事