EC市場の動向
運営 その他 更新日:2021.01.21

コロナ禍で変わったEC市場の動向とは|巣ごもり需要とECサイト利用の関係

2020年3月以降のコロナ禍によって、世界中で多くの消費者のライフスタイルに変化があり、経済の落ち込みが深刻化している中、EC市場においても影響が報告されています。

日本国内に限っても、緊急事態宣言などにより人々の活動に制限がかけられたことで、「巣ごもり需要」 というワードが生まれました。このような新たな消費形態が目立つようになってきたこととEC市場の動きは、切っても切れない関係になっていると言えます。

そこでここでは、2020年3月以降のコロナ禍により変化したEC市場の動向について、ご説明します。

巣ごもり需要とECサイト利用の関係

「巣ごもり需要」とは、新型コロナウイルスによる外出自粛・緊急事態宣言などによって実店舗での商品・サービスの購入が難しくなったことにより、家の中でショッピングや娯楽体験を楽しむ消費(=「巣ごもり消費」)の需要傾向を指します。

このことから、コロナ禍以前は「ECサイトを利用していなかった」消費者が巣ごもり需要としてECサイトを利用し始めていることが、報告されています。

全国の15~69歳男女9,010人を対象としたMMD研究所の調査によると、2020年3月以前(コロナ禍以前)には、「2ヶ月に1回未満」が最も多く「27.0%」という結果に。しかし、2020年4月~7月になると「2ヶ月に1回未満」の利用者はおらず、「月1回」がおよそ26%と最も多く占めることになりました。

2020年8月~10月では、最も多い「月1回」が26.9%になり、定期的にECサイトが利用されるようになってきていると言えます。

さらに、MMD研究所調べによると、総合ECサイト利用者全体(対象:全国の15~69歳男女9,010人)の内、2020年4月以降ECサイトを利用し始めたのが「4.8%」、2020年4月以降にECサイトの利用頻度が増えたのが「21.3%」という結果に。

これらを合わせた「26.1%」が、コロナ禍以降にECサイトを以前よりも積極的に利用し始めた、と判断できます。

巣ごもり需要が高まったカテゴリー

以上の結果から見ると、ECサイト利用者はコロナ禍以降増加傾向にありそうです。ですが、残念ながら全てのカテゴリーにおいて増加しているとは、一概には言えないのです。

たとえば、外出自粛などの影響によって服飾関連の需要自体が落ち込んだため、服飾系のECサイトにおいても同様の結果に。

反対に好調なのが、自宅での必需品である食品や日用品関連、リモートワーク増加に伴う家具家電・PC関連、またゲームなどのインドア系娯楽アイテムの需要の高まりが、EC市場においても注目を浴びることになっています。

コロナ禍で変化した生活様式とEC市場の動向

コロナ禍以前と以降とでは、巣ごもり需要(巣ごもり消費)の影響によりECサイト利用を開始し始めた、もしくは利用回数が増えた消費者が増えたことで、全体的には市場拡大となっていると言えます。

また今後も、ECサイトの便利さを知って利用へのハードルが低くなった消費者が、さらに増えていくと予想されます。

ですが、カテゴリーによって需要の増減があることも事実です。そのため、コロナ禍で変わった生活様式ではどのようなアイテムが求められているのか、今後EC市場の動向を追う上でも熟考する必要はあるでしょう。

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