【2019年版】決済方法トレンド情報|キャッシュレス決済と現金決済の比較まとめ
2020年の東京オリンピックに向け、キャッシュレス化が進む現在。
政府も2025年までにキャッシュレス決済の普及率40%を目指して取り組みを行っています。では、現在日本ではどのような決済方法が主流となっているのか、また近年決済方法はどのように変化しているのでしょうか。
今後ECサイトなどで導入すべき決済方法などを見極めるためにも、トレンドを押さえておきましょう。
依然として根強い現金決済
2019年4月にマクロミルが行った支払い方法の利用率に関する調査(複数回答形式)では、97.3%が「現金での決済を利用している」という結果が出ています。
続いてクレジットカードが75.1%、銀行振込・引き落としが37.8%となっています。
キャッシュレス決済の代表であるクレジットカードの浸透率は高くなっているものの、依然として現金での決済が主流。現金への信頼の高い日本らしい結果となっています。
大きく利用率を伸ばしているスマホ決済
キャッシュレス決済には、クレジットカード以外にも交通系ICカード、流通系ICカード、スマホ決済などがあり、近年これらの利用率も上昇しています。
交通系ICカードの決済利用率は36.7%、流通系ICカードは34.3%、スマホ決済は19.4%となっています。
特にスマホ決済は、2018年10月に行われた同様の調査時には11.8%という結果が出ており、わずか半年間で8%近い利用率の上昇を見せています。
スマホ決済においてはさらに、支払い方法の種別でも大きな変化を見せており、QRコードによる決済は2018年10月が34.7%だったのに対し、2019年4月は67.0%へと倍近い伸びを見せています。
反面タッチ型の決済方法では2018年10月が88.1%だったのに対し、2019年4月は70.1%と減少しています。
今後ECサイトなどで考慮すべき決済方法は?
今回の決済方法はECサイトのみならず購入行動全般に対する調査ではありましたが、この結果から見えてくるものがあります。
それは、スマホをはじめとした「キャッスレス決済が当たり前の時代」になってきつつあるということ。
2019年10月に控えた消費税増税後、9ヶ月間キャッシュレス支払いによって、買い物金額が最大5%還元されることもあり、今後さらにこの流れは加速していくと予想されます。
出典・参照:マクロミル キャッシュレス決済に関する調査(2019年4月実施) https://honote.macromill.com/report/20190619/
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