ネットショップ開業準備
サイト構築 ネットショップの始め方 公開日:2022.06.10

【2022年度最新】ネットショップの開業準備まとめ

スマートフォンの急速な普及やコロナ禍による外出機会の減少などにより、ネットショップ・ECサイトを開業する事業主の方が増えています。

とはいえ、これまで全くネットショップ運営について携わってこなかった場合、どのような手順や工程、準備期間を経て開業を進めるべきなのか見当もつかない……、ということは珍しくありません。

そこでここでは、ネットショップ開業を検討している方へのご参考に、基本的なネットショップの開業準備についてご紹介します。

販売商品を決める

まずは、当然ながら「どのような商品をネットショップで販売するか」の検討・選択から始めましょう。

もしもすでに実店舗で複数種類の商品を扱っている場合でも、それらの全ての商品をネットショップでも販売するのか、もしくはある程度コンセプトを絞って、該当する商品のみをネットショップにて販売するのか、といったことが想定されます。

なお、ネットショップ開業前に、以下のポイントを押さえて販売商品を検討することをおすすめします。

・社会情勢に合わせた消費者・ユーザーニーズを洗い出す。
・複数の大手インターネットショッピングモール内で、売れ筋になっている商品をチェックする。
・上記に当てはまる候補商品のなかで、顧客満足度を高められる、自分自身のスキル・知識・経験にあった商品・商材を検討する。

同時に、運営するネットショップ全体のコンセプトも決めていき、ショップコンセプトに合った商品・商材をピックアップするようにしましょう。

【仕入れかオリジナルかも要判断】

現在実店舗で取り扱っている商品・商材がなく、全くの一から販売事業を行う場合、商品は「仕入れ」なのか、「自社オリジナル」なのかも商品カテゴリーを決める際の判断基準になります。

仕入れでの場合なら、仕入れルートを確保し、仕入れ値から販売価格を決める必要もあります。また、自社オリジナルの場合でも、商品の製造自体は外注なのか運営者のハンドメイドなのか、といった検討すべきポイントが挙げられます。

ネットショップ名を決める

商品・商材が決まったら、次はネットショップ名(屋号)を決めましょう。

その際は、できるだけ「覚えてもらいやすい、読みやすくシンプルなショップ名」かつ「商品イメージやコンセプトに合ったショップ名」にすることがおすすめです。

また、ネットショップの場合、検索順位を上位表示されるようにするSEO対策も加味する必要があります。

ただし、あまりにストレートでシンプル過ぎるショップ名の場合、既存のショップ名と被ってしまう可能性が高いため、WEB検索をして同じ店名がほぼ見当たらないものを選ぶようにしましょう。

なお、商標登録されているショップ名と同じにすると、商標法違反になります。そのため、たとえば特許庁が提供している特許情報プラットフォーム(J-PlatPat) で商標登録されているかどうか簡単に調べるか、有料で弁護士・弁理士にご相談する必要があります。

出店方法を決める

ネットショップと言っても、ショッピングモールに出店するのか、単独でショップを立ち上げるのか、など、出店方法を決めなくてはいけません。

簡単には以下の2種類に分けられます。

①ショッピングモール
②ショッピングカート(ASPサービス)

「①ショッピングモール」は、楽天やAmazonといったもの。モール自体に集客力がありますが、モール内で競合も多く、固定費なども掛かりやすくなります。

「②ショッピングカート」は、リピスト、Makeshop、カラーミーショップ、BASE、STORESなど。人気のあるネットショップの立ち上げ方法です。

初期費用や月額でかかるコスト、機能の追加更新やデザイン費用など、コスト抑えめで始めることができます。また、もしもすでいブランドサイトなどお持ちの場合、既存サイトにカートを追加することも可能です。

ただしモール出店ではない単独での開業になるため、集客も独自に行わないといけません。

このあたりは費用対効果などを踏まえて、諸費用と併せて検討しましょう。

決済方法を決める

ネットショッピングにおいて重要な決済方法。決済方法の選択肢が少ないと、その時点で離脱してしまうユーザーも少なくないため、重要なポイントになります。

主な決済方法は、以下の6つ。どれも需要があるため、できるだけ対応しておくようにしましょう。

・クレジットカード決済
・キャリア決済
・コンビニ決済
・代金引換
・銀行振込
・後払いサービス

ロゴ、ショップデザイン、商品ページ作成

出店方法を決めたら、商品デザインやショップコンセプトに基づいてショップデザインやロゴを決めていきましょう。

その際は、ユーザビリティを第一に考え、見やすく使いやすいサイトにするのがおすすめです。

なお、掲載する商品画像にもできるだけスペックが画面上に分かるように工夫し、商品説明文も(購入後のトラブル回避のためにも)詳細に書いて、ユーザーが判断しやすいようにしましょう。

集客方法を決める

WEBマーケティングの場合、WEB広告やSNS施策、長期的にはSEO対策やコンテンツマーケティングが挙げられます。

商材やショップの特質・特徴、対象ユーザー層に合わせて、どの戦略で集客していくのか検討しましょう。

入念な準備で開設を順調に進めましょう!

競合のネットショップが数多くひしめく昨今、安易な作りでの新規参入はなかなか難しいかもしれません。

ですが、開業前から下準備をきちんとして開業しておけば、運営しながら実際のユーザーとやり取りするなかで、より改善すべき点などが見えてくるため、さらなる発展を見込むことも可能になります。

まずはどのような商材をどのような出店方法でアピールするのか、必要事項の洗い出しから始めてみましょう!

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