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サイト構築 公開日:2018.12.03

CVRを向上させるLPの改善ポイント5点|コンバージョン率を上げるLPO対策とは

どれだけきれいなLP(ランディングページ)を作成しても、期待していたほどにコンバージョン率(CVR)が上がらず成果が出ない……。このようなお悩みを抱えているメーカーや小売業者の方などは多くいらっしゃいます。

そこで、LPの効果を今よりも上げるために重要なのが「LPO対策」。LPOとは“Landing Page Optimization”の頭文字を取っており、日本語では「ランディングページ最適化」と訳します。

「ランディングページを最適化させる」対策――つまりLPをこちらの目的(LPを訪れたユーザーの商品購入や会員登録など)に合わせて最適化させて、求めている効果を最大限に引き出すための対策を行うことが、CVR向上につながるのです。

では既存のLPを目的通りに最適化させるためには、どのような改善方法を取れば良いのでしょうか。

ここではCVRを向上させるために行うべき、既存LPの改善ポイントをご紹介します。

LPの基本的な構成と改善点

まずLPの基本的な構成を確認しましょう。多くのLPは以下のような順番で構成され、作られています。

1.ファーストビュー
2.商品情報
3.事例、体験者・お客様レビュー、実績
4.Q&A
5.CTA(Call To Actionの略。日本語で「行動喚起」)

これらの各箇所で改善ポイントがあるため、ファーストビューから見ていきます。

【ファーストビュー】

ファーストビューとは、ページを訪れたユーザーが最初に目にする冒頭部分であり、「スクロールせずにひと目で見える範囲」を指します。

そのためこのファーストビューでユーザーの興味を引かなければ、LPの下方までスクロールしてもらえず、せっかく訪れたユーザーが早々にLPから離脱してしまいます。

つまりファーストビューは「第一印象」であり、第一印象で「自分に有益な情報ではない」とユーザーに判断されると、そこから評価を挽回することはほぼできないと言っても過言ではないです。

そこでまずはファーストビューを徹底的に見なおしてみましょう。ポイントは、

・キャッチコピーで、ユーザーが望む未来を端的に示しているか
・具体的な数字で実績を表記しているか
・こちら側が言いたいことを盛り込みすぎていないか
・CTA(行動喚起)のための「購入(登録・申込や問い合わせなど)ボタン」を置いているか

です。

第一印象であるファーストビューを見直したことで、CVRが大幅に向上することは全く珍しくありません。どのようなファーストビューがユーザーの心をつかむのか、数パターンのデザインでA/Bテストを繰り返し、最適なモノを見つけ出しましょう!

【事例、体験者・お客様レビュー、実績】【Q&A】

当然ながらユーザーは、商品を使用したりサービスを導入したりすることで「どのようなベネフィットを得ることができるのか」を知りたがっています。

そこで実際の使用者の口コミを掲載しましょう。その時のポイントは「ユーザー(ターゲット)と同じ層、同じ目線」でのレビューであること。

なぜならこれから購入や申込をしてもらいたい「見込み顧客」の共感を得なくてはいけないからです。

この場合、できるだけ人物画像や名前など、詳細情報を入れ込むようにし、リアリティを感じさせましょう。

さらにQ&Aでユーザーの不安を払拭し、安心感の積み重ねをします。

【CTA】

LPの最終目標はユーザーに購入や登録などのボタンをクリックする行動をしてもらうこと。しかしなにも施策を取らなければ、ユーザーは簡単には行動を起こしません。

そこで重要なのがCTA――こちらからユーザーの「行動を喚起する」ために、思わずクリックするようなボタンを設置することが主となります。

ですがCTAボタンは、単純に置けばよいという訳ではありません。CTAボタンの位置やカラー、大きさ、ボタン内の文言によってもCVRは大きく変わるのです。

■設置場所・・・ファーストビュー、ページ最後の基本的な場所以外に、ユーザーの視線に合わせて「右下」などにも置くことがオススメです。

■カラー・・・商品の性質やページデザインなどにより、効果のあるCTAボタンのカラーは変わります。そのためボタンのカラー違いのA/Bテストを行うことが重要です。

■大きさ・・・大きくクリックしやすいほうがユーザーにストレスが掛かりません。またボタンであることをパッとすぐに認識できるため、クリック率が高まると言われています。

■ボタン内の文言・・・文言によってクリック率が大幅に変わることがあります。このボタンを押すとどのようなことが起こるのかを分かりやすく示し、ユーザーを誘導するようにしましょう。

たとえば「購入する」を「カートに入れる」と変えるだけでも、ユーザーは「このボタンを押してもすぐに購入にはならない」と安心し、押しやすくなります。

LPO対策は地道に繰り返そう!

LPのCVRを向上させるには、とにかくユーザー目線での改善を行い、A/Bテストを繰り返すこと。そしてその結果を元に検証し、さらなる改善を行う。いわゆるPDCAの繰り返しとなります。

意外にもLPO対策を重視せず、やみくもにデザインだけを変更するケースが少なくありません。が、最適な改善を行えば必ずCVRに結果が現れるため、地道に検証と改善を繰り返していきましょう。

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