EC
運営 公開日:2020.08.19

海外人気通販ショップをピックアップ!海外のEC利用者と市場規模のランキング紹介

スマートフォンの急速な普及に比例して、世界規模でEC市場も拡大傾向にあることは疑いようのない今日、越境EC市場もまた、拡大の一途を辿っています。

経済産業省公式サイトによると、2018年度では日本・米国・中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模は、いずれの国の間でも増加した結果となっており、もはや国内のみの展開ではおさまらない、EC事業の可能性が開いている状況です。

そこで、ここでは多くの日本のEC企業が参入を狙いやすい、定期購入機能もある主な海外の人気通販ショップをご紹介します。

日米中の越境電子商取引の規模

冒頭でも記述したように、日本・米国・中国の間での越境電子商取引の規模は拡大傾向にあります。

特に、中国の一般ユーザーの日本企業の商品を購入した越境EC購入額は1兆5,345億円(前年比18.2%増)、中国の一般ユーザーの米国企業から購入した越境EC購入額は1兆7,278億円(前年比18.5%増)と報告されています(2018年度のデータ)。

また、海外のEC利用者と市場規模のランキングでは、「1位中国(市場規模165兆円)」「2位アメリカ(市場規模56兆円)」「3位イギリス(市場規模13兆円)」「4位日本(市場規模11兆円)」「5位韓国(市場規模8兆円)」と続いており、さらには1位の中国と2位のアメリカの市場規模の差は「100兆円以上」となっています。

そのことから、中国のEC市場は海外のECサイトでの事業展開を考えているならば、見逃すことができない存在なのです。

中国とアメリカの人気EC通販ショップ紹介

ここからは、海外の主要EC大国である中国とアメリカの人気EC通販ショップをご紹介します。

【中国:Tmall(天猫)】

「Tmall(天猫)」は、中国を拠点にする「世界最大の流通総額を持つオンラインモバイルコマース」企業のアリババグループの傘下のひとつのCtoCモール。イメージとしては楽天市場の中国版、と言えます。

中国のEC市場の売上シェア57.7%、取引額は36兆1,900億円(2018年上半期データ)です。

モールの審査を通った店舗のみの出店のため、中国の一般ユーザーが安心してインターネットショッピングを楽しめる点に人気が集まっています。

日本企業では資生堂などの大手企業が出店しており、名実ともに世界レベルでの巨大プラットフォームです。

【中国:JD.com】

「JD.com」は中国の無料インスタントメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」を運営しているテンセントグループの傘下のひとつ。

家電製品の取り扱いが半分以上であり、Tmallが美容系を中心とした総合通販なら、JD.comは家電で勝負、という位置づけです。

【アメリカ:Amazon】

もはや説明不要なAmazonは、さすがに本国アメリカでのEC市場においてもシェア率50%弱を占めています。

ちなみにAmazon全体の国別売上高ランキングでは、「1位アメリカ」「2位ドイツ」「3位イギリス」「4位日本」となっています。

【アメリカ:Walmart】

アメリカが本拠地の世界最大スーパーマーケットチェーンの「Walmart」。ちなみに日本のスーパーマーケットチェーン「西友」はウォルマートの日本法人です。

以前は自社販売のみの取り扱いでしたが、現在は第三者出品も可能となっています。

海外市場で新規ユーザー獲得を!

越境EC事業の確立は、その市場規模からもEC事業全体を成功に導く上でもはや無視できないことは明白です。

商材の特徴に合わせて進出先を選べば、海外新規ユーザーを長期的に囲い込むことも無理ではありません。日本国内の市場の飽和状態から抜け出すために、海外のEC事情を精査し、スタート時のリスクを考慮した上で新しい市場へと乗り込んでいくことを検討してみてはいかがでしょうか。

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