LP一体型フォーム対応のショッピングカート一覧比較
LP一体型フォームについては、以前「フォーム一体型LPで転換率アップ」の記事でも紹介しましたが、やはり様々な業種や商品の事例で分析された結果、反応が良いと判断され需要が増えているようです。
LP一体型フォームとは?
ランディングページの1ページ内にお申込みフォームを設置して、ユーザーがページを遷移することなく、確認画面から登録完了までストレスなくスムーズにアクションさせるためのLPの制作手法です。
もともと単品通販はリピートすると1人当たりの収益が大きいため、広告などからサイトにアクセスしてきたユーザーの購入率をアップさせる事が常に求められていました。
その中で各社が試行錯誤を重ねて生まれたのがフォームをLP内に入れるという選択でした。
フォームの機能にフォーカスするときはLP一体型フォーム、LPOにフォーカスする際はフォーム一体型LPと、どちらの呼び方もありますが基本的には同じものです。
LP一体型フォームで改善できること
フォーム一体型のランディングページを導入する前と後で、圧倒的に変化が現れるのがかご落ち確率とコンバージョン率です。
今までのランディングページはカートに入れた後に、入力画面が面倒だったり、入力を進める中で離脱する確率がかなりありましたが、一体型の場合は最初にどのような入力項目があるかを一覧で確認できるので、入力中に離脱するというユーザーが減る傾向にあります。
注文者情報や決済情報、配送選択など、ページをまたぐことで後で変更が必要になった場合、また最初に戻らないと行けなかったりで、アクセス解析をみても途中で放棄する確率が高かったのですが、一体型LPの場合は入力を開始したら最後まで完了するユーザーが多く、最終的なコンバージョン率も上がる傾向にあります。
2017年後半になってから、一般的なショッピングカートでもようやくフォーム一体型LPの対応を検討し始めました。
ここでは、現在フォーム一体型ランディングページに対応しているショッピングカートを一覧で比較していきます。
たまごリピート
大手メーカーの利用が多くCRMに特化した単品通販専門カート。
テレビ通販や電話通販にも対応するなど、通販業務全般をフルカバーした定期通販の総合システム。
機能は幅広く充実していますが中小企業の場合は全ての機能を活用しないので料金が少し割高になる感があります。
楽々リピート
自社でECサイトを運営してきた中で定期購入のカートを開発されているため、その他のカートと比べて実際の運営に沿った実用的なシステムになっていると言われていますが、実際はその他のカートを参考にして作られているため、そこまで大差がないように思います。
ただ、フォーム一体型LPの機能を使用するには追加で月額費用がかかるため、たまごリピートと同じくランニングコストがかさんでしまいます。
リピスト
単品リピート通販において勢力を伸ばしているショッピングカート。
ステップメールが詳細に設定出来たり、アップセル機能やフォーム一体型LPにいち早く対応したりと、定期購入に特化した機能が充実しており、定期購入向けの新機能のバージョンアップ頻度も高いです。
月額14,800円のライトプランでもフォーム一体型LPが1ページ作成できるので手軽にお試しできます。
侍カート
定期購入カートの中では名前はよく上がりますが、後発で歴史も浅く機能的には不十分な印象な上に、初期費用や月額を考えると今のところ選択肢からは外れます。
また最短でも1年契約となるところもネックです。
ショップサーブ
一般的に人気なショッピングカートの中で、フォーム一体型LP機能を導入している数少ないカートです。
定期購入の機能とフォーム一体型LPの機能をオプションでつけてもランニングコストは安く収まりますが、定期購入専門のカートではない分、アップセルやステップメールの機能などはあと一歩といったところです。
定期購入の機能とランニングコストのバランスで選ぶ
単品リピート通販をするための定期購入カートは増えてきていますが、現状で言うと上記のカートでしかLP一体型フォームを作成することが出来ないため、今から新規で定期通販を始める場合は実質この中から選択することが好ましいと考えてられます。
「たまごリピート」は信頼度が高いけれどもコストが高い、「楽々リピート」も機能面の割にコストが高く、「ショップサーブ」はコストが安いけれども定期購入の機能にまだ不安があるという状況で、現状この中では「リピスト」が機能とコストの両方でバランスが取れておすすめかと思います。
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