アフィリエイト広告の運用方法
アフィリエイト広告はECサイトにおいては一般的な広告ですが、内容が特殊なため、把握するまでに少し時間が必要かもしれません。
ここではネットショップで広告を運用する前提にて、簡単にアフィリエイト広告の仕組みと、運用についてご説明します。
アフィリエイト広告(成果報酬型広告)とは?
成果報酬型の広告なので、表示やクリックされただけでは費用が発生せず、ネットショップの場合は主に購入完了に対してその対価を報酬として支払う広告になります。
成果報酬といっても、毎月の固定費がかかってくるので、うまく運用しないと採算が取れなくなってしまいます。
アフィリエイト広告では4者がそれぞれに関係して広告が運用されています。
広告主のショップ – アフィリエイトプラグラム – アフィリエイターの媒体(ポータルサイトやブロガー) - ユーザー
広告主はアフィリエイトプログラムを通じて広告を配信してくれるアフィリエイター(アフィリエイト媒体運営者)を集め、アフィリエイトプログラムを通じて成果報酬を支払います。
ユーザーは直接バナーなどからショップにアクセスしますが、リンクURLにどのアフィリエイターからの送客かが判別できるようになっており、成果が確定すれば各アフィリエイターごとにアフィリエイトプログラムから成果報酬が支払われます。
アフィリエイト広告出稿の流れ
アフィリエイトプログラムへの契約とアフィリエイトキャンペーン告知
広告主のショップでアフィリエイトプログラムの契約を行い、購入完了に対して報酬額の設定を行い、広告素材と共にアフィリエイトプログラムにアフィリエイトキャンペーン登録を行ってアフィリエイターに告知をします。
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アフィリエイターの獲得と掲出開始
そのアフィリエイトキャンペーンをアフィリエイター(サイト運営者やブロガー)が見て賛同してもらった後に、サイトにバナーなどを貼ってもらい掲出がスタートします。
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成果報酬の発生
アフィリエイターのサイトを訪れたユーザーが広告をクリックし、ショップの商品を購入して初めて成果報酬の請求が発生します。
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成果報酬の認証作業
実際に上がった成果報酬に対して、受注番号や顧客情報を照らし合わせて、不正がないかを確認した上で認証を行い、成果報酬の請求が確定します。
アフィリエイト広告で売り上げを上げるコツ
アフィリエイト広告で売り上げを上げるために、最も重要なのは自社のアフィリエイトキャンぺ―ンに賛同してくれるアフィリエイターをどれだけ集められるかにかかっています。
アフィリエイターが少ない状態では、アフィリエイト広告はほとんど配信されず、無駄に固定費だけを垂れ流す結果となってしまいます。
アフィリエイターは同じような商材であれば、より高い成果報酬のアフィリエイトキャンペーンと契約するので、あまり魅力的な成果報酬が掲載されていない場合は、賛同してもらえる確率も低くなります。
うまくアフィリエイターを集めるためには、最初はある程度赤字覚悟で高めの報酬設定にしておいて、アフィリエイターが集まってきて広告の露出が増えてきたタイミングで採算ベースの成果報酬額に変更していき、調整を図ります。
一度バナーを貼ったアフィリエイターはなかなか更新するが少ないので、アフィリエイト報酬が下がっていても気付かずに掲出してもらえるケースが多いので、釣りで例えるとエサをまいておびき寄せておいて、釣り上げた後にはエサを少ししかあげないイメージです。
上記は一般アフィリエイターに対する施策ですが、稀にアルファブロガーと呼ばれるような、大変アクセス数が多く販売力の高いアフィリエイターがいるので、そういう方に対しては個別に特別報酬を払って掲載をしてもらえるケースもあります。
アフィリエイトの代表的な媒体としては、A8.net、JANet、リンクシェア、トラフィックゲート、アクセストレード、バリューコマースなどがあります。