amp
サイト構築 公開日:2019.11.21

ページ表示が早くなる!?Google推奨のAMPとは?

Webサイトを探す際に使われる検索エンジン。

特に最大手のGoogleでは、独自の基準を設けてその検索順位を決定しています。

かつてはキーワードの出現率やサイトの構造、被リンク数などを改善することで、検索エンジン対策(SEO)を行うことが主流となっていました。

が、近年ではWebサイトに記事クオリティなどに加えて、サイトそのものの表示スピードも重要視されるようになって来ており、Googleが2015年から立ち上げているプロジェクトの「AMP」が、Web制作者の間でトレンドとなっています。

AMPとは

AMPはAccelerated Mobile Pagesの略で、ごくごく簡単に言えばwebサイトを高速で表示させるための手法のことです。

さらにこの手法に沿って作られたwebページのことを「AMPページ」と呼びます。

AMPページは、その手法を冠した

  • AMP HTML
  • Custom Styling
  • AMP JS
  • AMP Chache

 

から構成されており、AMP HTML、AMP JS非同期のJava Scriptのみを許容していたり、コンテンツのリソースサイズを静的に決定したりと、可能な限り読み込みに時間をかけないための施策が徹底されています。

さらに、このページをGoogleなどがキャッシュすることで、サイトの再読み込みをなくして高速表示を実現するというものです。

AMP導入のメリット

AMP導入を行うことの大きなメリットは、第一にユーザビリティの向上。

サイトがストレスなく表示されれば、より多くのコンテンツを閲覧し、サイト内を回遊するきっかけが作れます。

さらに、Googleが推奨している手法を使うことによるSEO効果の上昇、検索エンジンでの露出を考える際の一つの選択肢となるでしょう。

AMPの注意点

一見すると良いことが多いAMPですが、いくつかの注意点も存在します。

一つ目は、効果が出るページが限定的なところ。

AMPは当初記事ページをサポートするものとして定義されて来たので、デザインにこだわったページなどへの対応は不向き。しかし、当初は新聞社の記事メディアがAMP化を進めており、その後、ECサイトや食べログなどの情報メディアも順次対応が進んでいることから、今後はさらにこの流れは加速すると思われます。

もう一つが、適応に工数がかかること。

AMPはサイトの表示速度を早めるために厳密に定義された手法であるため、サイトによってはかなり大幅な改修が必要になることも。特にデザイン上の制約やCMSのプラグインを使っている場合は、大量のエラーが起こることもあります。

まずは制作会社に連絡をしてみよう

AMPの手法や情報に関しては、現在日本語でも公開されています。

自社でサイトを構築しているという場合は、必要に応じてこちらを元に改修を進めていきましょう。また、制作会社などと共にサイトの制作をしている場合は、「AMPの適用を進めていきたい」と相談し、コーダーやSEに、現状のサイトで適切に改修できるか判断を仰ぐのもいいでしょう。

ともあれ、今後Webサイトの表示トレンドは、さらに早いものへと変わっていくはずです。SEO対策だけでなく、ユーザーを取り逃がさないためにも、早めの対策を立てていきましょう。

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