ECサイト構築方法とECサイトの構造
ECサイトの構造は通常のホームページとよく似ていますが、ショッピングカート内のシステムを使っている表示させる部分も割と多いので、それぞれを分解してみてみましょう。
ECサイト構築方法① TOPページ
まずECサイトの全ページの大本となるのがTOPページです。
サイトマップを考えて各カテゴリや商品のリンクなどの構成を考えていきます。
また、コンテンツ部分には、注力している商品やカテゴリのバナーを設置して、見せたいページにユーザーを誘導できるように心がけます。
最近のECサイトではスライド式のTOP画像を使用している店舗も多く見られます。
ECサイト構築方法② 下層ページ テンプレート
ECサイトのTOPページデザインの中で、その他の全ページ統一で使用する部分を個別に分解して登録します。 デザインを全ページ統一にすることで、どのページからも行きたいページがわかりやすくなるので、回遊性があがりユーザーの離脱を減らすことができます。
ECサイトのヘッダー
ECサイトのページ最上部の看板とグローバルナビ(横長のリンク集)までの部分を指します。
ECサイトの構築ではここで大カテゴリへのリンクを設置して、中カテゴリ以下をレフトナビに設置されるケースも多く見られます。
ECサイトのサイドナビ
ページ左部または右部に設置する、リンク集を指します。
ECサイトの構築ではここに各カテゴリへのリンクや注目させたいバナーなどを設置して、サイト内の導線を構成します。
ECサイトのフッター
ECサイトのページ最下部のコンテンツを指します。
ECサイトの構築ではここに配送や送料、決済、会社情報などを記載するケースが多いです。
ECサイトのカテゴリページ(自動生成)
こちらはショッピングカート内に登録したカテゴリを自動で表示するページです。
コンテンツの部分にカテゴリ一覧やそのカテゴリの商品を羅列します。
自分でカスタマイズ可能なことが多いですが、デフォルトで表示方法をいくつかのテンプレートから選択できるショッピングカートもあり、簡単に商材にあった見せ方ができて便利です。
ECサイト構築方法③ 商品詳細ページ(自動生成)
商品画像や価格、商品説明などを商品登録のデータから自動で表示して、カートに入れるボタンを設置している販売用ページです。
カートに入れるボタンの位置を変えたり、同カテゴリの商品のカートを並べたりなど、カテゴリページと同じくいくつかのテンプレートから選択できるショッピングカートが便利です。
ECサイト構築方法④ 商品登録作業
ECサイト構築においての重要な作業の一つで、商品名、商品説明、価格、画像、所属カテゴリ、送料、在庫数などの項目を登録していきます。
個別に登録することも可能ですが、商品が多い場合はCSVファイル(Exel形式)で一括でアップすることもできます。
ECサイト構築方法⑤ カートページ(自動生成)
カート(買い物かご)に入れた後に表示されるカートの中のページです。
ほとんどシステムによって表示されるページなので、カスタマイズできるのは一部だったりしますが、買い回り用のバナーを設置したり、自由にカスタマイズできるショッピングカートもあります。
カートページの使い勝手が悪いと、「カート落ち」や「かご落ち」と言って、カートに入れたにも関わらず購入しないケースが増えるので、実際に自分で購入してみて、改善すべき点がないか、注意書きが必要な個所がないかをチェックします。
ECサイト構築方法⑥ その他の必須ページ
こちらはECサイトの構築ならではの必須ページで、これらがないと広告の審査に引っかかったり、監督省庁から注意を受けることもあるので、必ず作成してください。
事前に管理画面で送料設定や時間指定、配送会社の設定などをしていれば、あとは所定の場所にテキストを記入するだけで自動表示してくれるショッピングカートも多いです。
ECサイトのショッピングガイド
ECサイトの配送に関する情報や決済方法、送料、返品やキャンセルについての内容を記載します。
ECサイトの特定商取引法に関する表記
ECサイトでの販売は特定商取引に当たるので、運営者情報と連絡先を記載します。
ECサイトのプライバシーポリシー
ECサイトでは個人情報を記載するので、個人情報の保護方針を記載する必要があります。
ECサイト構築でのホームページ制作の部分はHTMLやデザインの知識がないと難しいので外注されるケースが多いですが、商品登録やその他の設定に関してはご自身でできる範囲も多く、外注するよりも安く済むので、是非挑戦してみてください。