Google Analyticsで確認しておくべきKPI|最終目標を達成するために必要なKPI指標とは
インターネットのアクセス解析ツールの代表とも言えるGoogle Analytics(グーグル・アナリティクス)。
EC通販事業を展開している企業の担当者の方は、日々Google Analyticsを開いては訪問者の動向をチェックしているのではないでしょうか。
ですが実際のところ、「毎日各項目を見てはいるけれど、それが何を意味するのか分からない」「何をどう見れば今後の施策に役立つのか分からない」といった壁を感じている方は少なくありません。
そのためここでは、Google Analyticsを有効に活用するために設定すべきKPIについてご説明します。
KPIとは
KPIという言葉をご存じでしょうか。KPIとは“Key Performance Indicator”の頭文字を取った略語であり、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。
事業を行うにあたっては複数の視点からピックアップされる業績評価指標が存在します。ですがKPIは「重要」とあるように、これらの指標のなかでもキーとなる重要な指標を指します。
設定された目標に向かって、現在正しい過程を踏んで進むことができているのかを確認するために、KPIは計測される意義があるのです。
一般的にKPIは、一定期間を設けて計測されます。たとえば日次、週次、月次などが該当します。
これらの設定期間におけるKPIが達成できない、引いては最終目標が達成できないと推測されるようであれば、早急に軌道修正を行うことが必至となります。
目標を事前に設定する
Google Analyticsを活用したインターネット施策においても、KPIは重要です。そのためにはまず「(最終)目標」を事前に設定する必要があります。
たとえばサイトにアクセスしてきたユーザーの情報(検索ワードなど)をぼんやりと見たところで、どう次のアクションに結びつけるのかは判断できません。
重要なのは、「どうなれば目標達成となるのかを明確に持つ」ことなのです。
自社ブランドや商品、サービスを紹介するサイトであれば、
1.サイトにアクセスした人数
2.資料請求された回数
3.ダウンロードされた回数
などにおいて具体的な数値目標を立てることができます。
このようにチェックするべき数字が明確になれば、Google Analyticsにてコンバージョン設定を行う事で、より的確な分析ができるようになります。
改善点を見極める
次に最終目標の達成を妨げる、問題のある改善ポイントを見極める作業に移ります。
EC通販事業の場合、目標のほとんどが「売上アップ」かと思われます。
そこで行うべき改善ポイントは基本的に「ユーザーのアクセス数を増やす」「ユーザーのセッション数を増やす」「CVR(コンバージョン率)を上げる」「コンバージョンの客単価を上げる」が挙げられます。
これらのように改善点が複数ある場合、次に行うべきは「優先順位を決める」ことです。
同時に各改善ポイントに手をこまねくのではなく、どのポイントを先に攻めることで効率的な成果が出るかが重要となるからです。
なお優先順位を決めるには、「過去に改善結果が出ていない」「課題点がすぐに挙げられる」「最近減少している(弱っている)」ことがポイントになります。
課題点がすぐに分かり、すぐにアクションに取り掛かれる点に注目し、優先して改善アクションを起こしましょう。
問題の原因について仮説を立てる
改善策に取り掛かる際は、まずは基本の目標である「ユーザーのアクセス数を増やす」「ユーザーのセッション数を増やす」「CVR(コンバージョン率)を上げる」「コンバージョンの客単価を上げる」に立ち返り、なぜこのような問題点が起こっているのか、仮説を出していきます。
そしてその仮説と、Google Analyticsから導き出される結果を精査し、すぐに改善できる箇所は優先して改善策を取っていきましょう。
プロセスのKPIで未来が変わる
売上を上げるために重要な基本原則は、「ユーザーのアクセス数を増やす」「ユーザーのセッション数を増やす」「CVR(コンバージョン率)を上げる」「コンバージョンの客単価を上げる」の4点。
これら4点に明確なKPIを設けることが、本来の最終目標である売上アップ達成につながります。
そのためにGoogle Analyticsを使いこなし、手遅れにならないうちに改善策を打ち出していきましょう。
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