BtoBも有効!LINE活用事例
かつて4大マスメディアと呼ばれた、テレビ、新聞、雑誌、ラジオは現在も影響力はあります。しかし、構造上、発信側からの一方的な情報の伝達のみで拡散力という意味では、効果を検証するのが難しいマーケティングツールでした。
しかし、SNSが発達した現代では、情報を受けとる側も反応することができ、さらにそれが拡散されて大きな話題づくりへと昇華していく可能性を秘めています。
そんな現代のSNSマーケティングにおいて、私達に最も身近なツールと言っても過言ではないLINEにおけるBtoBマーケティングの活用方法をご紹介します。
ネット時代のトリプルメディア
今、ネットマーケティングの主流は「ペイドメディア(paid media)」「オウンドメディア(owned media)」「アーンドメディア(earned media)」の3つです。
ペイドメディアは、広告やスポンサーとなってお金を払って自社のコンテンツを置きます。
オウンドメディアは自社サイトやフェイスブックなど自分たちで管理運営するメディアです。
そしてアーンドメディアとは、Twitterやインスタグラムなど有料広告以外の方法で露出を増やして、オウンドメディアにユーザーを誘導する、言わば「宣伝に誘導するための宣伝」をする場です。LINEはこのアーンドメディアに該当します。
コミュニケーションを更に加速させる「LINE WORKS」
販売促進やカスタマーとのコミュニケーションツールとしての性格が強いLINEですが、実はBtoBツールとしても充実した機能を備えています。それが「LINE WORKS」です。
LINE WORKSは、顧客とのコミュニケーションを円滑にするための機能が充実しています。
例えばトークテーマ別のグループ作成、連動するスケジュール機能、タスク管理機能など、標準的なグループウェアの機能が装備されています。
また、セキュリティ面でもスマートフォンの盗難や紛失をした場合でも遠隔でデータの削除や、端末へのデータ保存の制限を設定できるなど、情報管理に対しても非常に便利な機能が備わっています。
導入事例1 忙しい営業マンのアシストツール
一般家電量販店や流通企業向けに営業を行うA社は社員のほとんどが営業マンで、終日外出していることが多い企業です。
LINE WORKS導入前までは携帯電とPCを持ち歩き、連絡が入れば、パソコンを開いてWi-Fiをつなぎ、社内LANに接続するという手間が発生していました。また、お客様である量販店の店員さんは売り場に出ていることが多い為、メールを見る機会も少ないという点でもお互いにデメリットでした。
導入にあたっては定期的にミーティングを行い、活用方法を各部署から出し合い運用ルールを決めていきました。例えば納期はお客様に見せても良いが金額はNGといったことです。
また情報漏洩管理についてもLINE WORKSはデータをスマートフォン側に残さない設定にもできるので、閲覧はできてもローカルデータとしては残らないなどセキュリティ面でも安心して使える機能が、役立っています。
導入事例2 スポーツビジネスの現場
プロスポーツアスリートから、一般のスポーツファンまで、多くの顧客に商品を提供するスポーツメーカーのB社でも、特にオーダーメイドのシューズなどを開発する部門では、選手との直接のコミュニケーションが欠かせません。
しかし、従来の電話とFAXではどうしてもタイムラグが発生してしまい、LINE WORKSの導入に踏み切りました。
その結果、若い選手にとっては、普段使い慣れないメールなどでは伝えづらい内容も気軽にLINEで会話ができます。
そして、試作したシューズなどは実際に選手が履くところを動画やビデオチャットで技術者に直接共有できるので、より迅速な対応が出来るようになりました。まさに若い世代に合ったツールとも言えます。
ビジネスシーンもLINEが活躍
今や国民的コミュニケーションツールとも呼べるLINEですが、ビジネスシーンにおいては、あまり注目されていませんでした。
しかし、LINE WORKをはじめ様々な機能が充実し、仕事上の緻密な情報管理やセキュリティ、即時性にも対応出来るように進化しています。
そして、若い世代にとっては日常的に使うアプリですから、パソコン以上にスムーズに使いこなせるという点でも、次時代のスタンダードとなる可能性を秘めたビジネスツールといえるのではないでしょうか。
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