決済方法の選択肢の多さが売り上げを左右する?
ここ数年の経済産業省のデータでは、オンラインショッピングの決済において、クレジットカードが4割強、続いて代引き、銀行振込、コンビニ決済となっています。
また、複数の決済方法を使い分けるユーザーも1割強となっています。
今回は決済方法の種類を増やしておく重要性についてご紹介します。
3割のユーザーが希望の決済方法がないと購入をやめる
せっかくお目当ての商品を見つけても、カートを進んで行くうちに、希望の決済方法がない場合、3割のユーザーが購入を断念したり、他のサイトで購入しているというデータがあります。
手数料や手間がかかるからといって、決済方法の選択肢を狭めてしまうと、売り上げが上がりにくくなる要因となる可能性があります。
クレジットカード決済が支持される理由
オンラインショッピングにおいて、クレジットカード決済が4割強のユーザーに支持されている理由として、大きく二つがあげられます。
ポイント還元
ポイント還元率の高いカードもあり、経済的にお買い物をしたいというユーザーにとって重要な項目となっています。
オンライン上で完結する手軽さ
決済までをオンライン画面上で完結できるので、後は商品を受けとるだけという手軽さもクレジットカード決済が多い要因になっています。
単発の購入はクレジットカード決済以外を選ぶユーザーも
あまり信用できないようなサイトや、1回きりしか利用しないようなサイトでの購入時は、個人情報を悪用されやすいクレジットカード決済以外の決済方法を選ぶユーザーもいるようです。
その場合は、クレジットカード決済以外の決済方法を用意していない場合、かご落ちとなってしまいます。
代引きでのクレジットカード決済
昨今は配送業者において、代引きでの決済方法でクレジットカード決済を選べる場合が多くなりました。
それに伴って、商品が到着してから決済をするという、リスクの少ない方法を選ぶ賢い消費者も増えてきています。
コンビニ後払いのメリット
コンビニ後払いはネットプロテクションズが提供しているサービスで、商品を受け取り開封した後で決済になるので、ユーザーにとっては安心感があります。
また、先に商品が届くので、給料日前でも注文が出来るのも利用者にはメリットになっているようです。
運営者にとっては、クレジットカード決済同様に手数料はかかりますが、未入金の回収のリスクや手間がなく、クレジットカードを使わないユーザーを獲得しやすいメリットがあります。
決済方法の選択はユーザー層に合わせる
若年層や主婦層は携帯のキャリア決済なども多く、ユーザーは複数の決済方法を求めているので、商品の種類や特性によっても、検討する必要があります。
また定期購入の場合はクレジットカード決済が重要になってくるので、必ず導入されることをお勧めします。