D2Cマーケティングに必須!ポジショニングマップの作り方のコツとは
オンライン通販をはじめとした、D2Cでの自社ブランド製品の販売におけるマーケティング戦略を考える際、重要となるのは「ポジショニングマップ」です。
ポジショニングマップとは、「競合他社と比較して、市場内で自社(ブランド)はどのポジションを取れば優位性を獲得できるのか」を視覚的に明確化することができる手法のひとつ。
このポジショニングマップを作り分析することで、自社サービスやブランドの顧客への訴求点やターゲット層など、マーケティングに必須のポイントを的確に押えることができるようになるのです。
そこでここでは、ポジショニングマップの作り方のコツについてご紹介します。
ポジショニングマップとは
ポジショニングマップとは、縦軸と横軸を用いて、自社と競合他社たちがどのポジションに位置するのかを見るマップのこと。
そのため、まずは基準となる縦軸・横軸の2軸にどのような要素を置くかが、カギとなります。
そこで、いきなりポジショニングマップを書きだすのではなく、「ターゲット層のKBF」を抽出する必要があります。というのも、KBFとまったく関係のない要素では、そもそもターゲット層の目に留まらないからです。
※KBF(Key Buying Factor):購買決定要因。顧客が製品を選ぶ・購入する決め手となる要素
とは言え、たとえば「価格の高低」「品質の高低」というような、汎用性がありすぎてどのようなアイテムにも当てはまるKBFでは、ポジショニングマップを作成する意味合いはありません。
縦軸・横軸の要素に設定するのは、
・自社製品が持つ優位性・独自性
・ターゲット層が特に重視する具体的なKBF
・2軸が相関関係にならないKBF(先述の「価格と品質」は相関性あり)
を選ぶことをおすすめします。
自社の優位性をポジショニングマップで確認しましょう!
縦軸・横軸の要素が決まってしまえば、後は自社と競合他社を当てはまる部分に置くだけで、ポジショニングマップは完成です。
競合他社とポジションが被っている場合は、どの点で抜きん出ればポジショニングマップの空白部分を占有でき、潜在顧客を取り込むことができるのかが、おのずと見えてくるでしょう。
競合他社との差別化が難しく行き詰っている時こそ、ポジショニングマップを作成して自社の優位性を強みにマーケティング戦略を練り直しましょう!
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