構造化データマークアップ
サイト構築 公開日:2020.06.24

初心者向け|構造化データとJSON-LDとは?構造化データマークアップでSEO対策を!

SEO対策に頭を悩ますオンライン事業担当者の方なら、耳にしたことがあるであろう「構造化データ」や「JSON-LD」という言葉。

ですが、多くの方が「構造化データってどういう意味?」や「JSON-LDってなに?」と疑問に思われているままなのではないでしょうか。

そこで、ここでは「構造化データ」「JSON-LD」について、初心者の方向けに簡単にご説明します。

構造化データとは

まず、構造化データについて説明します。

構造化データとは、HTMLで書かれたWEBページの内容・情報を、検索エンジン(代表例:Google)に理解してもらいやすいように伝えるために、HTMLにマークアップ(=タグを使って意味付けをする)する、専用のコードを指します。

構造化データは、元々「セマンティックWEB」という考え方から生まれました。

「セマンティックWEB」とは、簡単に言うと、「検索エンジンに、文字列を単なる文字やテキストとして拾わせるのではなく、テキストの意味や文脈・背景までも理解させようとする考え方」です。

セマンティックWEBは、検索エンジンが以前よりも「WEB上のテキストの内容」を理解し、ユーザビリティが高まることを目指しているため、「構造化データ」が必要となったのです。

つまり、構造化データを用いることで、検索エンジンがWEBページの内容(コンテンツ)を正しく認識できるようになるため、SEO対策として非常に有効なのです。

構造化データとSEO対策

さらに、構造化データを用いると、検索結果に「リッチスニペット」が表示されやすくなります。

リッチスニペットとは、通常のスニペット(検索結果に表示される、ページタイトル下の「ページの要約などがテキストで表示される部分」)に加え、「画像、レビュー、価格、イベント情報」などを視覚的に表示する部分を指します。

リッチスニペットが検索結果に表示されると、ユーザーの注目を集めやすくなるため、クリック率が高まるメリットがあるのです。

※必ずリッチスニペットが表示される訳ではありません。

また、補足として、「Googleしごと検索 “Google for jobs”」にも表示されるようになります。

構造化データのデメリット面

このように、SEO対策として有効な構造化データですが、すぐに用いるのは難しい点があります。

なぜなら、Googleでは「Google検索デベロッパーガイド」に「構造化データに関するガイドラインに準拠する」ページを掲げているように、ガイドラインに従う必要があるからです。

そのため、ガイドラインに準拠した構造化データを実装するには工数がかかってしまうため、コストパフォーマンスを考慮して実装するかどうか検討しましょう。

JSON-LDとは

では、「JSON-LD」とはどのようなものなのでしょうか。

簡単に言うと、JSON-LDとは3種類ある構造化データの形式のひとつ(※)であり、3つのなかでGoogleが推奨している特徴があります。

※その他は「micridata」「RDFa」

JSON-LDは「”キー名”:”値”」形式(キー名=値)で表します。記述場所の指定はないですが、一般的にhead要素内に記述されます。

なお、JSON-LDのメリットは、「ソースと分離でき、影響を及ぼさない」「データをまとめて記述する仕様のため、システムも人も把握しやすい」「不可視データだけの場合は記述量が少ない」点が挙げられます。

ただしデメリットとしては、「可視データの場合、同じ内容を2箇所に記述しなくてはならない」点があることを踏まえておきましょう。

構造化データ マークアップ支援ツールも活用して!

SEO対策のために実装の検討が必要な「構造化データ」と「JSON-LD」について、簡単にですが概要をご説明しました。

もしもJSON-LD などを用いてHTMLファイルに直接記述をするのはハードルが高いと躊躇される場合は、Googleの「構造化データ マークアップ支援ツール」を活用することもできるため、ぜひトライしてみてください!

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