サイト構築 ネットショップの始め方 公開日:2017.04.06

曜日や時間帯別の売り上げを観察してみる

長年ECに携わっていると、平日よりも週末に売り上げが伸びる傾向にあるという感覚はありましたが、それを裏付けるように、EC向け販促支援Socketの調査でも、曜日や時間帯ごとに売り上げの増減が見られました。

土日祝は平日よりも単価が高くなる

統計データの曜日ごとの売り上げを見ると、土曜日と日曜日の売り上げが高く、平均客単価も高くなっています。
また日曜日の平均客単価は、最も低い水曜日と比較すると約1.6倍にもなっています。
これは、平日よりもじっくりと考えて買い物できる時間がとれるため、高額商品の購入を検討しやすいのではないかと考えられます。

GWや年末年始などの大型連休は通販より旅行?

休日の売り上げが上がりやすいことに比べて、逆に大型連休などはお金や時間を旅行やレジャーに使ったりする人が多いのか、通販の売り上げは上がりにくい状態となります。
商材にもよりますが、GW期間中やクリスマス以降の年末年始は広告からの反応も落ちるため、予算を削減する方が賢明な場合が多くなります。
ただ、GWや年末年始、祝日を含む3連休なども、最終日だけはゆっくりと過ごされる方が多いのか、売り上げが上がりやすい傾向にあります。

オリンピックやワールドカップは通販の敵

それぞれ開催地にもよりますが、21時以降で深夜にかけての視聴率の高いテレビ番組があると、通販に気が向く時間が少なくなり、売り上げが落ちやすくなります。
特にオリンピックやワールドカップなどは大勢の方が注目し、深夜にまで及ぶ場合もあるので、急な売り上げ減の要因になる場合があります。

時間帯別でも平日と休日に差がある

休日は午前11時から午後11時くらいまで継続して、また平日は11時台と21時以降に売り上げが伸びやすい傾向にあります。
休日は起床後から時間の制約が少ないので、日中でも通販に費やせる時間が多く、また日曜の遅い時間は次の日のために早めに切り上げられるユーザーが多いと考えられます。
逆に平日は、お昼休憩の前後の1時間や、帰宅後や夕食を片づけた後の21時以降から深夜にかけて売り上げが伸びる傾向があり、短い自由な時間を使ってショッピングをされるユーザーの傾向がうかがえます。

時期、曜日、時間帯を考えて効果的な広告運用

商材にもよるので最初から狙いを定めて広告を絞るのはお勧めしませんが、ある程度広告出稿をしていくと、Google Analyticsなどから自社サイトでも上記のような統計が取れるようになります。
それを元に曜日や時間帯ごとに予算やクリック単価に強弱をつけることで、効率のよい広告運用が可能になります。
Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告にも、曜日や時間帯でクリック単価を自動で調整する機能がついているので、お試しされてみてはいかがでしょうか。

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