動画マーケティングとは?動画マーケティングの基本情報と目的、メリットとデメリットまとめ
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が普及している現在、動画を自社製品・サービスのPRに活用する広告手法「動画マーケティング」が注目を集めています。
ですが流行りだからと安易に動画を作って流してみても、思ったほどの効果がなく、うやむやのままで放置してしまったり、反対に思いのほか世間から注目され、話題の動画として再生回数が急上昇したり……、ということもあるのが動画マーケティングとも言えます。
ここではまず「動画マーケティングとはなにか」という基本的な説明を行い、動画マーケティングを行うにあたり最低限知っておくべき事柄をご紹介します。
動画マーケティングとは
動画マーケティングとは、動画を使用することで自社製品やサービスの認知度を高め、企業やブランドのファンなどを増やしたり、購入率を高めたりするマーケティング手法です、
主流はYouTube上で動画CMを流して製品などのPRをしたり(「ミッドロール広告」と呼びます)、SNS上などで「インタラクティブ動画」と呼ばれる、眺めるだけではないユーザーのアクションを促すような動画を使ってECサイトなどに誘導したり、といった方式が採られます。
また動画をメール配信し、ECサイトなどに誘導する「動画メール」も増えてきています。
動画マーケティングの目的
動画マーケティングを行う目的は、現在大きく分けて以下の3種類になります。
1.ターゲット層の効率的な集客・・・ハウツー系
2.ターゲット層の購買意欲促進、CVの向上・・・商品のプロモーション系
3.企業・ブランドのブランディング、イメージの向上・・・企業・ブランドのバックグラウンド紹介
インターネットユーザーの増加
なぜここまで動画広告が注目されるようになったかと言えば、やはりインターネットユーザーの増加にあります。
総務省の『平成29年版 主なメディアの利用時間と行為者率』によると、全世代ではまだまだテレビ視聴時間のほうが長いものの、10代~30代(40代でテレビとネット視聴の割合はほぼ同レベル)においてはネット視聴時間の割合が高く報告されています。
またテレビ視聴の性質として、なんとなくつけっぱなしにしていたり、録画の場合ならCMは飛ばしてしまったりということもあるものの、ネットはユーザー自身がある程度の選択をし、自らの意思で興味を持って観る傾向にあるため、「ターゲットに無駄なく届く」優位性があります。
またインターネットによる動画配信の場合、テレビとは異なり配信時間などの制約もないため、企業(広告主)側にとってはより自由度が高いと言えます。
スマートフォン動画広告マーケットが拡大する現在、より一層の動画視聴率アップが予測でき、動画の品質向上も望まれているのです。
SNS世代への動画マーケティング
代表的な動画配信プラットフォームと言えば、「YouTube(ユーチューブ)」「Instagram(インスタグラム)」「Facebook(フェイスブック)」といったSNSが挙げられます。
これらに動画広告を公開し、もしもユーザーの興味にはまった場合はターゲット自身が同じようなターゲット層に拡散・シェアをしてくれるため、動画マーケティングには「拡散」を念頭に置くことも欠かせない要素となります。
動画マーケティングのメリットと危険性
では上述した「ターゲット層に無駄なく届きやすい」「シェアしてもらいやすい」という点以外での、動画マーケティングのメリットを挙げていきます。
まず1つめのメリットとして、「動画を使ったコンテンツは、多くの情報を端的にユーザーに伝えることができる」点があります。
具体的には、1分間の動画がユーザーに伝える情報量は180万語の文字コンテンツと同等、とも言われています。
ビジュアルで商品やサービスの世界感を伝えるだけでなく、デザイン、触感、機能性、使用方法、活用シーン、購入後に得られるであろうユーザーの理想の姿などを限られた時間内で凝縮して表現できるため、ターゲットの商品購入意欲を効果的に上げることができます。
2つ目のメリットは、インターネット経由のため、システムを使っての効果測定ができるため、検証後に改善できる点です。
3つ目のメリットは、やはりインターネットの特性を活かしてSEO対策しやすく、YouTube使用ならGoogleの検索結果の上位を狙える、という点です。
またさらに4つ目のメリットとして、自社にて低予算で作成できる、という点も挙げられます。がこの点は、あまりに雑な作りやターゲット層の趣向に合わないコンテンツでアップしてしまうと、反対にブランド力の低下などデメリットも起こりうるため、慎重にならないといけません。
動画マーケティングは検証を忘れない!
動画マーケティングはメリット面のみを見ると、従来の広告形態よりも簡単にターゲットにメッセージを届けることができるように思われます。
ですがたとえば動画公開後、検証と改善を行わなければ、企業・ブランドのイメージ向上やCV率アップどころか下降を招く恐れもある、ということを忘れないようにしましょう。
動画マーケティングをうまく機能させるには、「コンテンツ作りの仕組みづくり」+「検証・改善の仕組み」が重要です。これらをベースにして、ぜひ動画マーケティングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キーワード
登録されたキーワードはありません