LPO対策(ランディングページ最適化)の具体的な方法
ランディングページのコンバージョン率を上げるために行うLPOですが、サイトの訪問者するユーザーの解析をしないまま、あてずっぽうに更新をしても、改悪になる場合も多く、まずは改善点を見つけることが先決です。
キャッチコピーをページタイトルやリスティング広告の広告文に合わせる
ユーザーは検索画面でクリックする際に、ページタイトルやリスティング広告の広告文を見てクリックしてくるので、その内容とページのコンテンツに食い違いがあれば、離脱する可能性が高くなります。
それを防ぐためにも、ページTOPのキャチコピーを統一することで、直帰率が下がり、またリスティング広告での無駄なクリックを防ぐことが出来ます。
検索キーワードからの対策を行う
検索して入って来たユーザーは自分が検索したキーワードの情報を探しているので、ページのTOPにそのコンテンツがないと、離脱する確率が高くなってしまいます。 アクセス解析などから、セッションの多いキーワードや転換率の高いキーワードを抽出し、それのキーワードや関連語句をページTOPに配置することで、直帰率を改善します。
キーワードやニーズごとにLPを作成する
少し手間と費用が掛かることにはなりますが、キーワードの種類によって、訴求するコンテンツを合わせていくことで、よりニーズに沿ったLPとなり、全体の転換率をアップさせます。
簡易な手法で、TOPのコンテンツのキャッチだけをキーワードによって変えていくだけでも、大きな成果につながることがあります。
LPOツールを使ってヒートマップでホットポイントを探す
ミエルカやPtengineなどLPOツールを使うと、ユーザーがどこでマウスのポインターを停止して、コンテンツを読んでいるかがわかるので、改善の際にそのコンテンツを強化・改善することで、転換率を引き上げることができます。
また、どのコンテンツの部分でユーザーが離脱したかを分析することで、不要なコンテンツを省き、よりアピールしたいコンテンツを目立たせることができます。
テイストの違うデザインを作成する
商品によっては外国人の画像を使ったり、アットホームなデザインにしたり、逆にスタイリッシュなデザインにしたりと、現状使っているデザインのイメージと少し違うバージョンを作成してテストを行う事で、根本的な解決に至ることもあります。 また、デザインすべてを変えなくても、背景や使用する色味を変えるだけでも印象が変わるので、試してみる価値はあります。
ABテストで各項目ごとに比べる
改善を施したLPの効果を確かめるために、初めからすべて一気にURLを差し替えるのではなく、2種類ないし3種類のLPで行うABテストを行うことでより効果がみやすくなります。
ABテストでは、現状のLPと新しく改善したLPを並行して露出させ、それぞれの項目ごとに比べて総合的に判断します。
直帰率
サイト訪問者がページに入ってきた瞬間に、このサイトは自分が探している情報がないと判断されると、サイト内の他のページに移動する前に離脱され、直帰率が上がります。
LPはもともとTOPページに比べるとニーズが限定化されているので直帰率が高くなりやすいですが、ABテストを繰り返すことで直帰率を抑え、転換率の高いページに高めていくことができます。
また直帰率に一番影響するページTOPのキャッチや画像のテイストを変えることで、大きく結果が変わることがあります。
平均滞在時間
直帰率と合わせて確認したいのが平均滞在時間です。
ランディングページの場合はその他のページに遷移させない作りになっていることも多く、滞在時間が長いとよくコンテンツを見てくれているという判断になるので、転換率も上がりやすくなります。
転換率(コンバージョン率)
セッション数に対して、どれだけのユーザーが購入に至ったかを割り出します。
この指標がLPO対策を行うにあたって最重要項目となります。
他の数値が劣っていても、この数値が良ければ、こちらの数字が高いLPを使用していく判断をすべき項目となります。
競合他社のサイトを参考にする
通販サイトを運営していると、急激に反応が落ちることが多々あります。
そういう時は、競合他社が大々的なキャンペーンをうっていたり、値下げをしていたり、新しい商品やサービスを発売していたりすることが往々にしてあります。
そうなると、自社のLPばかり気にしていてもらちが明かないので、定期的に競合他社のページを確認することもLPOでは大事な項目となります。
定期的なLPO対策が肝心
上記をの施策を繰り返し行っていくことで、最終的にはより強いLPが出来上がり、リスティング広告の効果も上がりやすくなります。
LPO対策を行うことはWEBプロモーションを行っていく上でも最重要な項目で、受け皿をまずしっかりと構築することで、無駄な広告費用を省き、効率よくプロモーションを行っていくことができます。