ネットショップ開店の流れ
ネットショップを開店するにあたって、実際に行わなければならないことをまとめてみました。
ネットショップ開店までの流れ①
商材・コンセプトの選定
すでに商品が決定している場合を除いては、まず売れる商材を探すところから始めます。
ありとあらゆる商品がネットにあふれかえっている中で、マーケティングしてみて、これなら売れる!と思える商品を探すことがネットショップの開店では一番重要です。
Amazonの売れ筋ランキングやオークション情報などをこまめにチェックして、意外と需要があるのに供給が少ない商品や、供給も多いがそれ以上にまだまだ需要がある商品など、探してみれば案外うまみのある商品が見つかったりします。
また、商材と併せて、ネットショップのコンセプトを明確に決めておくことも重要です。
この商材で行くと決めたのに、あまり関連性のない商品ばかりが並んでいると、ネットショップのテーマがぼやけてしまいます。
価格はもちろん重要ですが、同じ価格帯ならより専門店的なネットショップから買いたいと思うのがユーザー心理なので、できるだけエッジの利いたコンセプトで、他社よりもとがったネットショップ作りを心がけましょう。
ネットショップ開店までの流れ②
ショッピングカートの選択
ネットショップ開店にあたっては、まずは販売したい商材に向いているショッピングカートの選択が重要です。
スマホ対応は充実しているか、アクセス解析は充実しているか、管理画面の使い勝手や電話サポートは?など、価格面も踏まえて十分な検討が必要です。
また、定期購入を促したい商品であれば、ステップメール機能が付いているか、定期購入用のカートがあるか、なども大きなポイントとなります。
ネットショップ開店までの流れ③
ECサイト構築
ECサイトの構築にはホームページ制作の部分と、商品登録の部分、それとカートページ内の設定などに分かれます。
ホームページ制作の部分はデザインやHTMLの知識がないと難しいので外注される企業も多いですが、商品登録の部分は画像と商品説明の登録なので、ご自身で完結されるケースが多いです。
カートページの設定についても、電話サポートにそって設定すれば、意外と簡単に完了することができます。
梱包資材、配送、支払方法の選択
梱包資材の選択
商品発送時の梱包資材を選択します。
手っ取り早く配送資材専門の通販サイトら仕入れている方が多いですが、時間と費用を掛けれるようなら、ネットショップのロゴを入れたり、配送スタッフ向けに「この荷物はお客様の大事な商品ですので、丁寧に扱ってください。」と印刷するなど、オリジナルな梱包資材を用意する事も出来ます。 らただ、商品の価格や1件当たりに利益にも直結するので、計算してから選択するようにしましょう。
運送会社の選択
ECサイト構築と並行して、運送会社を選定して契約を結びます。
きめ細やかなサービス面が強みのヤマト運輸や、価格面でお得な佐川急便、日本郵便など、発送する商品のサイズや性質によってもお得な会社が変わってくるので、それぞれに見積もりを投げた上で、最適な配送会社を選びましょう。
ショッピングカートによっては、商品ごとにお客様が宅配便やメール便などの配送方法を選べて、送料計算まで自動でやってくれるカートもあるので、ショッピングカート選びの際には要チェックです。
送料設定
各配送会社と契約した料金から、送料の設定を行います。
配送会社の料金をそのまま設定するショップもあれば、そこに少し上乗せして利益を確保するネットショップもあるので、商品の価格帯も考慮して送料の設定を行いましょう。
逆に、送料は無料にして、商品価格に上乗せしてカモフラージュするという手法もあります。
支払方法の選択
ネットショップの支払方法にはいくつか種類があります。
代表的なところでは、銀行振り込み、代金引換(代引き)、クレジットカード決済、コンビニ決済、NP後払い決済、PayPal、携帯キャリア決済などがありますが、それぞれに特徴があります。
・代金引換(代引き)
一般的に代引き手数料はお客様負担で、受注後すぐに発送ができるので、一番面倒がない決済方法です。
宅配便では対応できますが、ポスト投函のメール便などでは対応ができません。
・銀行振り込み
一般的に振込手数料はお客様負担ですが、受注後に入金確認作業が発生し、場合によっては催促メールやキャンセル対応も多発するので、割と面倒な決済方法です。
ただ、カード決済ができないお客様でメール便の場合は銀行振り込みという選択になります。
・クレジットカード決済、コンビニ決済、NP後払い決済、PayPal、携帯キャリア決済など
追加することで売り上げが上がる可能性がありますが、毎月固定費がかかるので、初めてネットショップを開店される場合は、ある程度売り上げが上がってきてから追加するほうが、リスクが少なくて済みます。
支払方法は受注対応の手間や売り上げ規模も踏まえて選択しましょう。
ネットショップ開店までの流れ④
ネットショップ開店~集客
せっかくネットショップの開店にこぎつけても、独自ドメインのネットショップでは集客をしなければ売り上げは上がりません。
Amazonや楽天などのショッピングモールには、すでにたくさんの会員がいて、ほっておいてもある程度のアクセスは見込めますが、独自ドメインのネットショップは何もしなければ、山奥の誰も知らないところに開店したような状態です。
ネットショップの集客で重要になってくるのは、SEO対策やリスティング広告、アフィリエイト広告です。
ただアクセスが増えても肝心の商品を魅力的に見せないとウィンドウショッピングで終わってしまうので、まずは受け皿を整えることから始めましょう。