【初心者必見】ECサイト用売れる商品写真撮影のポイント5選
ECサイト運営において、写真は商品を売るための重要な要。
潤沢に費用があれば、カメラマンを雇って商品写真を撮影してもらうこともできるのですが、費用のことを考えるとなかなかそこまで大胆になれないという事業者さんも多いはず。
同時に、自分で写真を撮っても「なんだか違う」「あまり売れ行きが良くない」といった、壁につきあたっている人もいるかもしれません。
そこで、写真撮影初心者が押さえておきたい商品写真のポイントと、売れる写真の条件についてお話しします。
ピントはマスト
ECにおいて商品写真は芸術品ではありません。
重要なのは、商品の魅力や使い勝手、メリットがわかること。お客様が手に取りたくなる、使いたくなる写真こそが売れる写真の必須条件です。
その上でまず注意したいのはピント。商品にピントがあっていない写真は、そのほかの条件がどれだけ良くても採用すべきではありません。
また、商品をただ置いただけというような写真もNG。
もちろん切り抜きで使う写真などに関しては、しっかりとセッティングをした上で商品だけを撮るべきですが、イメージ写真であれば背景などを含めてセッティングを行うことは必須と言えるでしょう。
「ゴチャゴチャ」はクレームの元
セッティングを行うからといって、自宅の机の上やオフィスのデスクでササっと商品撮影をするのももちろんNG。必要のないものの写り込みは、写真を汚く見せてしまう原因となります。
セッティングをするのであれば、その商品がどのくらいの色や形、大きさなどを表すものであるかの比較対象となるもの、その商品のイメージに合ったもの、商品と合わせて使うものなどを使うのが常套手段。
ただし、これらのセッティングも多すぎは禁物。なかなかイメージがわかない場合は、木目やタイルなどテクスチャのある壁や、大理石のボードなど品のある背景を作って、その上で撮影すると上品な写真に仕上がります。
照明を考えよう
魅力的な写真を撮る上で最重要とも言えるのが光の演出。室内に蛍光灯などいくつも光源がある状態で写すと、余計な影が写り込んでしまい、商品の色が沈んでしまいます。
商品写真を撮るのであれば最低限、撮影専用の照明を用意します。天井・床・壁を白いもので統一するか、白紙などで覆い、光は真上もしくは斜めから一つだけ当てるようにします。
その上で、ディフューザーやレフ板を使って光量を調整しましょう。これだけでも、商品のイメージは大きく変わります。こうしたものが揃えられず、どうしてもすぐに撮影しなければならない場合は、太陽光を使うのも手。
太陽の光は私たちが思っている以上に強いので、光源を少なくするため電気を消した室内の窓際などで写真を撮影すると、雰囲気のある商品撮影が可能となります。
手を取った時のことを考えた構図にしよう
商品はお客様が手に取るものですので、お客様の視線を意識した構図が最適。
下からいわゆる「煽る」ような商品写真はNGです。
商品を斜め上から見下ろすような構図であれば、お客様も商品の大きさや見た目の想像がつきやすくなります。
また、商品の全景が映る写真だけでなく、手に取った場合、化粧品などであれば蓋を取っている写真や使用しているシーンなど、お客様が実際に使用している際、どのような見た目になるかをあらかじめ写真で表現してあげることも、商品に説得力を持たせる重要なポイントです。
寄りと引きを取り入れる
商品の全景を撮りたいがあまり、白場に商品がただ置かれているだけの写真をよく見かけますが、これも改善の余地あり。
全景だけでなく、商品の一部分に寄った写真を合わせて使うことで、テクスチャや細部へのこだわりが感じられるようになりますよ。
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