新型コロナウイルスがもたらすSEOの影響|オーガニック検索が減少した業種とは
新型コロナウイルス(Covid-19)の影響により、世界レベルでの経済活動の停滞が起こっていることは明白です。そこで、ECサイトやインターネットメディアを運営されている方が懸念されることのひとつに、「新型コロナウイルスがもたらすSEOへの影響」があるかと思われます。
確かに、2020年4月現在、日本国内においてもテレワーク(リモートワーク)が推奨され、休業要請によりビジネス活動が大きく落ち込んでいます。
このような従来とはまったく異なる、そして収束の見えないライフスタイルの変化により、当然ながら「今」人々が求めている事物は「コロナ以前」から変わっているのは当然のことです。
そこで、ここでは現状での「新型コロナウイルスがもたらすSEOへの影響」についてご説明します。
オーガニック検索が減少した業種とは
マーケティング大国であるアメリカにおいて、オーガニック検索の減少について触れた記事が書かれています。
その記事内では、オーガニック検索による流入が減少したのは60%であり、増加したのは15%、というアンケート結果が記載されています。
また、別記事においても、複数の国にてオーガニック検索の流入数が大幅に減少した職種が多数ある、とあります。
世界的に見て、オーガニック検索の流入数が減少している業種例を以下に挙げます。
・旅行、レジャー系
・飲食系
・不動産系
・イベント企画、セミナー系
・ジム
・(高額)化粧品、健康食品
・リフォーム系
・カルチャー教室系
・整体系
反対に、増加もしくは変化がなかった業種例を以下に挙げます。
・ウェブコンサルティング系
・歯科系
・法律系
当然ながら、旅行や飲食系・イベント系など、現在休業をやむを得ない状況の業種に対し、オーガニック検索が減少していることは明らかです。
また、新型コロナウイルスによる規制にほぼ関わらない業種(グループで集まらない、顧客が早急に対応してもらいたがっている)の場合、オーガニック検索数に変化はないと言えます。
今できる施策とリピーターの取り込みを意識して
以上のことから想定できるのは、「先が見えない現在でも、現時点でどうしても必要なもの・サービスは求める」という当たり前の消費者心理です。
今後もSEOへの影響は顕著に現れるため、これまでと同じ思考で消費者心理をつかもうとしても齟齬が生じるのは明確。
つまり、経済活動の低下継続による不景気への不安から、今現在はぜいたく品や高額な趣味に関する事物への投資は控えられる、という事実であり、新型コロナウイルスの脅威が完全に収束するまで、しばらく(数年に渡る可能性あり)は、消費者心理をつかむためには「今、どうしても必要」と思わせる商品・サービスを提供しなくてはいけないのです。
非常事態の今こそ、ブランドや企業に愛着を持ってもらう施策を行い、事態が落ち着いた後にまでリピーターとして定着してもらうことを狙って、SEO対策を行っていくことが急務になっていることを意識しましょう。
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