コンバージョン率に大きく影響するページの表示速度
商品に興味があってサイトに訪れても、コンテンツの表示に時間がかかって離脱してしまったことはありませんか?
コンテンツが表示されるまでの速度は、ユーザーの購入意欲に大きく影響します。
特にスマホユーザーは、PCユーザーに比べて通信速度が低い場合が多く、大変シビアな課題となっています。
コンテンツの表示速度が変わるだけで売上が変わる?
スマホでの通販ユーザーが増えてから、コンテンツの表示速度は、売上に大変大きな影響を与える可能性があると言われています。
Amazonの発表したデータによれば、ページコンテンツの表示が0.1秒遅れるだけで、売り上げが1%低下したという調査結果が報告されています。
またSEOの観点でも、ページコンテンツの表示速度は、検索順位に評価項目として明言されています。
そのため、表示速度が遅いだけで、順位が下がるという事象が起こる可能性が出てきます。
コンテンツの表示速度が遅くなる要因
コンテンツの表示速度が遅くなるは要因は複数考えられます。
一番多いのは画像容量の大きさで、特にPCと同じサイズの画像などを使用していると、スマホではすぐに表示速度が追いつかない状態となり、表示までに時間がかかってしまいます。
そしてhtmlやCSS、Javascriptのソースが複雑になっている場合も、サーバから情報をダウンロードする際に重くなってしまう要因となります。
そのような表示速度に関する問題は、Googleが無償で提供している、PageSpeed Insightsを利用すると、遅くなっている要因の特定や改善策の提案まで行ってくれるので、大変参考になります。
PageSpeed Insightsを利用してみる
PageSpeed Insightsは大変参考になるツールにもかかわらず、とてもシンプルで使いやすい内容となっています。
表示速度を分析したいページのURLを入力し、「分析」ボタンをクリックするだけで、PC、スマホそれぞれで閲覧した際の表示速度が点数化されます。
点数が悪い場合、マイナスとなっている原因と修正案も記載されているため簡単に調査できます。
Amazonの報告にもあるように、売り上げに直接影響を及ぼす項目なだけに、しっかりとセルフチェックを行うことが重要です。