EFO(エントリーフォーム最適化)とは?
EFO(エントリーフォーム最適化)とは、サイトの入力フォーム(エントリーフォーム)のユーザビリティを上げて最適化することで、コンバージョン率を劇的に改善させる施策です。
意外と多い?フォームでの離脱
せっかくユーザーが購入しようとアクションを起こしたにも関わらず、フォームの入力で手間取ったり、エラーで返されることでストレスを感じてしまい、入力完了出来ずに機会損失を起こす事が想像している以上に発生しています。
ここでは具体的にどこで離脱が発生しやすいか、どう改善していくかという入力フォーム最適化のポイントをご紹介します。
※ECサイトの場合は顧客管理システムの都合で、既にデザインや仕様が決まっている場合も多いので、一般的なEFOの入力フォーム改善の内容となります。
EFOのポイント①
入力項目は出来るだけ少なく
余分な項目が増えれば増えるほど、カーソルの移動も増え、入力意欲がそがれてしまいます。 フリガナ、FAX番号、アンケートなど、不要な項目は極力外します。
EFOのポイント②
入力ボックスは出来るだけ統合する
姓と名、電話暗号、住所欄など、ボックスを分ければ分けるほどカーソル移動が増えるので、統合できるのであれば統合し入力者の手間を省きます。
EFOのポイント③
余分なリンクを外す
一旦フォームの入力を始めたユーザーを他のページに飛ばしてしまうと、注意力が散漫になってしまい、フォーム完了率が下がってしまうので、説明などもできるだけページ内に納めて離脱率を下げます。
EFOのポイント④
半角・全角入力、「‐」のありなしを明確にする
英数字など、半角・全角のどちらで入力するかや、「‐」のあり、なしを明確にすること、もしくはどちらでもOKにしておくことで、エラーになるのを防ぎます。
EFOのポイント⑤
入力エラー、入力OKはリアルタイムで表示させる
全てを入力してからエラーで戻すよりも、入力している画面でエラーや入力完了のチェックを表示させることで、ストレスを軽減させます。
EFOのポイント⑥
住所は自動入力機能を導入する
住所の入力は一番面倒に感じる部分なので、郵便番号での自動入力機能を導入して、手間を省きます。
EFOのポイント⑦
ステップごとにナビゲーションをつける
お届け先入力、決済入力、確認画面、入力完了など、自分が今どのステップにいるかをわかりやすいように表示させます。
EFOのポイント⑧
入力中の項目は色を変える
現在入力している項目は色を変えて、どこにカーソルがあるかを明確にさせます。
EFOのポイント⑨
必須の入力項目は必ず「必須」表示する
赤字の※で必須項目として表示するよりも、赤字で「必須」と毎回表示させることで、入力漏れを防ぎます。
EFOのポイント⑩
電話番号などの数字入力
スマホからの入力の場合、電話番号などの入力画面が番号入力になっていないとわざわざ文字変換を切り替える手間が発生するので、それぞれの入力項目に合わせてスマホの文字変換を合わせることで、手間や入力エラーを省きます。
EFOのポイント⑪
ポップアップでの入力支援
入力ボックスにカーソルを合わせた際に、ポップアップで入力内容の説明を表示することで、フォームアシストをして入力に対する不安を取り除きます。
EFOのポイント⑫
未入力やエラーがある場合は、送信ボタン周りに表示
送信ボタンを押してからエラーを戻すよりも、未入力やエラーを先に確認させることで、事前に入力完了率を上げて、成約までの確率を高めます。
EFOのポイント⑬
離脱ユーザーに対してポップアップ表示で引き留める
入力途中にページを閉じようとしたユーザーに対しては、ポップアップにて、「まだ入力は完了していませんが、このページを離れてもよろしいですか?」「はい」・「いいえ」というような表示を行い、離脱を防止します。
既存EFOツールを活用する
上記のようなEFOを行うにあたって、自作でプログラムを組むのは大変難しいと思われるので、EC用のEFOツールを活用することで、簡単にEFOを実施することが出来ます。
ショッピングカートによっては、提携ツールをオプションで設定できるものもあるので、ぜひ導入されることをお勧めします。