あなたの事業の目標は?〜KGIの基礎知識〜
Webサイトやネットショップの運営、広告の出稿、ブランディングの実施などを行っている中で、KPI(Key Performance Indicator)の設定は重要。
しかし、みなさんはKPIとともに、もうひとつ上のKGIに目を向けていますか?
KPIとKGIの違いって?
KPIはI(Key Performance Indicator)重要業績評価指標。
ECサイトであれば1回あたりの購入額や、流入数、CVR。メディアサイトなどではPV数や平均滞在時間などを設定することもあります。
一方でKGI(Key Goal Indicator)はビジネスのゴールを指すもので、同じくECサイトであれば長期的な売上高、メディアサイトであれば年間PVに応じた広告収入額などが挙げられます。
つまりは、KGIとはKPIが達成されていった先にある最終目標なのです。
KGIを設定する際に、大切なこと
地に足をつけた数字設定を
目標は大きく掲げた方がいい、というのはマーケティングの世界では誤りです。
高すぎる目標は現場のモチベーションを下げるだけでなく、無理な目標追求のために却って顧客の心が離れてしまう原因にもなりかねません。
大切なのは実現できる目標を、熟考して考えること。絵に描いた餅にならないKGIを設定しましょう。
KPIとかみ合っているか
KGIを設定する際に意識すべきなのは、KPI。この2つがかみ合っていないと、現実性のある目標設定はできません。
例えばKGIが年間売上1.2億円とした場合に、KPIは月々の売上1千万円にしようというのは間違い。この場合は、売上を上げるために何が必要なのかをしっかりと理解し、その方策をKPIにするのが定石です。
例えば、問い合わせフォームを改善し、月間の問い合わせ件数を〇〇件まで増やす、新規のプロモーションを行い、特定商品の客単価を増やす、などKGIに至るまでのマイルストーンを作るつもりで、KPIを設定しましょう。
KPI&KGIを掲げる意味
KGIやKPIはビジネスの目標達成状況を判断するために大切なものですが、それ以上にビジネスに関わる人々が同じ数値化された目標を認識し、統一された意思のもとで業務に取り掛かれるという点で重要です。
これまでKPIやKGIを設定していなかった、設定はしていたけれど単なる目標としていたという方は、これを期に一度、皆さんの仕事仲間や社員と一緒にKPI・KGIの設定をし直してみてはいかがでしょうか。
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