Instagramを使ったマーケティング効果!世界で利用者10億人超えのSNS施策について
現在世界でアクティブユーザーが10億人を超えた、SNS「Instagram」。日本でも2900万人が利用しています。
今では個人が写真や画像を投稿するだけでなく、企業がマーケティングの一環として利用するケースも増えてきました。
近年では投稿される画像に、ショッピングのためのリンクを掲載できるショップ機能も追加され、さらに商業的な活用の幅拡大が期待されるこのInstagramの活用方法について事例を交えて紹介します。
Instagramの利用状況
Instagramのユーザーは日本国内で2900万人。
Facebook Japanによればその8割が何らかのビジネスアカウントをフォローしており、60%がInstagramで商品を知り、さらに75%が行動を起こしているといいます。
またInstagramを用いた広告においても、ダイレクトレスポンス・ブランディング双方に使用できるため、その活用の幅は非常に広く、また今後のさらに発展する可能性をもっています。
もちろん広告に関しては、効果を高めるためのメッセージ戦略や画像の使い方、ベネフィットの打ち出し方、費用対効果などを考えて行う必要があります。しかし、純粋な広告という手段以外にも独自の企画を展開して成功を収めている企業があります。
ハッシュダグと他SNSとの連動施策
Instagramと一口に言ってもそれぞれの国で使い方には違いがあるようです。
日本において特徴的なのは、ハッシュタグ(#)の使い方。ハッシュタグは、投稿された画像や文章に関連するキーワードを設定し、検索を容易にするものです。海外では単語を設定することが多いのですが、日本ではハッシュダグの後ろに、気持ちなどを表す文章を設定することが多いですね。
これを活用したのが、「ポカリスエット」の大塚製薬。
CMなどでも使われているキャッチフレーズ「#ポカリのまなきゃ」「#ポカリたべなきゃ」などを設定し、それに見合う画像を投稿しました。
さらにInstagramとTwitterで、カルピスウォーターを使った写真を募集するなど多角的なキャンペーンを展開することで多くのフォロワーを獲得しています。
参加型キャンペーンの実施
ハーゲンダッツは、製品の蓋を開けた時に見えるアイスのくぼみが、ハートに見えることから「幸せのハーゲンハート探し」というキャンペーンを展開。
Instagramで画像投稿を募るとともに、ハートの形で占いを行うという+αのコンテンツを展開。思わず投稿させたいと思わせる、シナリオを用意することで、購買につなげることに成功しています。
ストーリーズの活用
ストーリーズはInstagramで投稿する画像が24時間で消えるというもの。
化粧品メーカーのSK-IIは、Instagramストーリーズ広告でストーリー性のある動画広告を掲載することで、大きな広告効果を上げることに成功しています。
ショップ機能の活用
IKEA FRANCEは、ショップ機能を活用している好例。
Instagramの投稿をカタログのように使用しています。インテリアやエクステリアの写真を、シーンに合わせて多数掲載し、クリック誘導。さらにクリック先の画像をタップすることで、商品の購入ができるようになっています。
ECサイトなどでInstagramを使用する場合、こうした利用シーンが想起できる写真の投稿などを行いながら、ユーザーの購入行動を促すことも大切です。
まだまだ広がるInstagramを使ったマーケティング
比較的ユーザーの年齢層が若く、利用者自体の数も増えつつあるInstagram。
マーケティングに関する機能も今後さらに充実し、多くの企業が知恵を絞った運用方法を展開していくことが期待されます。まずは皆さんも、Instagramのアカウントで、気になるビジネスアカウントをフォローしてみては?
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