ハッシュタグ
運営 公開日:2019.05.31

ECサイトでも必須!インスタグラムのハッシュタグの活用法と注意点

Instagram(インスタグラム)の日本国内の利用者(月間アクティブカウント)数が、2018年9月の時点で2,900万を超えたことが、2018年11月に、フェイスブックジャパン代表取締役の長谷川晋氏によって発表されています。

Instagramではすでにショッピング機能もリリースされており、ECサイト運営企業においても軽視できない重要なマーケティングツールであることは確実です。

そこでここでは、ECサイト運営者が押さえておくべきInstagramの基本機能「ハッシュタグ」の活用方法についてご紹介します。

ハッシュタグとは

ハッシュタグとは“#”(半角の#)という記号を頭につけることで認識されるキーワードを指します。

Instagramでの画像投稿時に、テキスト入力箇所に「投稿に関するキーワード」や、「ユーザーの趣味や感想などを表した言葉」などの頭に#をつけて、入力します。

たとえばケーキの写真を投稿する際には、

#ケーキ #スイーツ

という様に入力します。

なお、1つのハッシュタグの終わりには、必ず「半角空」をしましょう。

半角を空けずにそのまま次のハッシュタグやテキストを入力すると、1つのハッシュタグの切れ目がどこなのか分からないために、最初の#以降のすべてのテキストが、1つのハッシュタグと認識されてしまうためです。

Instagramにおいて、ユーザーはハッシュタグから辿って、自身が興味のある投稿やユーザーを探し出したり、またブランド名や商品名のハッシュタグを検索することによって、それらのクチコミレビュー投稿を探したり、公式アカウントをフォローしたりします。

またInstagramには、ハッシュタグ自体をフォローできる機能もあります。そのためユーザーは興味のあるジャンルのハッシュタグを追うことで、常に新しい商品・サービスやブランドなどと出会う可能性が広がります。

つまり企業側から見てハッシュタグは、潜在ユーザー(潜在ファン)や新規の見込み客を掘り起こすための有益な取っ掛かりと言えるのです。

ハッシュタグ活用法

では実際に、ハッシュタグはどのように活用すれば良いのでしょうか。

【ハッシュタグを多くつけてリーチ数を増やす】

ハッシュタグは1回の投稿で最大30個つけることができます。

そのため少なくとも10個、できれば最大数の30個つけたほうが、それだけ投稿を目にするユーザーが増えます。

ただしあくまでも、商品・サービス、ブランドや企業活動などと関連性のある言葉を選ぶようにしましょう!

【一般名詞と固有名詞を混ぜる】

たとえば化粧品メーカーが、新ブランドの化粧水の写真を投稿したとします。

この場合、一般名詞を使って

#化粧水 #スキンケア #美容 #エイジングケア

というようなハッシュタグを使うことが予想されます。

ですがこれらはいわゆる「ビッグワード」と呼ばれる、多数のユーザーが使用しているハッシュタグでもあるため、ハッシュタグで検索した際に表示される「最近の投稿一覧」からすぐに消えてしまう可能性が高いのです。

またエンゲージメント率が高い、またはフォロワー数が多いユーザーが投稿する「人気投稿欄」においても、ビッグワードでは掲載されることは難しいと言えます。

そのため人気のあるビッグワードだけではなく、固有名詞のハッシュタグも混ぜることをおすすめします。

固有名詞のハッシュタグとは、上述の例ならば

#ブランド名 #化粧水の商品名 #メーカー名

というモノです。これらのような、特定の事物を表すハッシュタグは(ビッグワードに反して)「スモールワード」(ビッグとスモールの間に入るハッシュタグは「ミドルワード」)と呼ばれます。

ミドルワードやスモールワードは、ビッグワードと比較して当然ながら投稿数が少なく、リーチするユーザー数も減少します。

ですが不特定多数のユーザーに見てもらえる可能性があるものの、すぐに投稿欄から消えてしまう可能性も高いビッグワードよりも、ミドルワードやスモールワードならば投稿欄からすぐに消えてしまうリスクが低く、人気投稿として長期間一番上の欄に掲載される可能性が高い、とも言えます。

以上からハッシュタグをつける時は、ビッグワードとスモールワードを混ぜ、両方のメリット・デメリットを互いにカバーし合う様にしましょう。

【特定ジャンルに特化したハッシュタグを入れる】

ハッシュタグに関する日本独自の特徴として

#コスメ好きさんと繋がりたい

といった「文章」を使用することは珍しくありません。

また「#美容部」というような、「〇〇部」という名称で、特定のジャンルに興味があるユーザーたちの集まりのようになっているハッシュタグも多数存在します。

これらも潜在ユーザーとのコミュニケーションのきっかけになりやすいため、自社商品・サービスなどに合致するハッシュタグを加えてみましょう。

【ハッシュタグでオリジナルキャンペーンを展開する】

ここ数年で活用される機会が多くなったのが、一般ユーザーに「指定のハッシュタグを使って」投稿を促すオリジナルキャンペーン。

ブランドや商品・サービスの認知度アップはもちろんのこと、さらには指定ハッシュタグを使って応募してきたユーザー情報、またそのユーザーのフォロワーの特性までも知ることができるため、次のアプローチにつながる情報を入手することができます。

ハッシュタグのつけ方で流入数が変わるかも!?

Instagramはいまや、単なる個人の趣味の場ではなく、世界規模でのマーケティング戦略の重要なツールです。

計算されたハッシュタグをうまく活用すれば、比例してECサイト自体への流入数が大幅に増えることも夢ではありません。

もしもまだInstagramを使用していない、もしくは想定ほどはフォロワー数やECサイトへの流入数が増えていないのならば、今一度ハッシュタグのつけ方を再検討してみてはいかがでしょうか。

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